ぴんよろ日記
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2010年12月26日(日) その世界の風景を教えて

 我が家のぼっちゃんは、相変わらずまだ字を読まない。ヒコの「ひ」だけは読めるが、そこから先に進む気があまりないご様子だ。そして今日、雪が降って車が出せなかったので、楽しみにしていた大村ボートの「仮面ライダーオーズショー」をあきらめ、近所の食堂でちゃんぽんを食べたあと街にくだり、本屋さんに寄ったら、新しい「てれびくん」が売ってあり、ふろくにウルトラマン怪獣かるたが付いていた。家に帰って激しくせがまれたので始めたが、読む人は私、取る人はヒコ一人。それだけでもどうかと思うが、字も読めない上に、ウルトラマンの怪獣なんてひとつも知らないので、私が読み上げ、カードの場所を目くばせした先をヒコが次々に指差し、私がうなずくとその札を取る…という、あらゆる意味で成り立っていない時間だったが、それはそれなりに楽しかった。ヒコ5歳。私はそのころ…いや、字が読めない自分の感覚を思い出せないので、たぶんもっと前から字を読んでいたから、ヒコのことがうらやましい。字であらわされた意味に囲まれていない世界。その中で飛んだりはねたり走ったりしゃべったり。そう、読めないままに、話す言葉はいきいきとしていて、ほんとうにどんな世界なんだろう?こないだ、じーじばーばから聞いたらしいオバケの話を、かなりの再現力で話してくれた。いきいきと、いきいきと、それはもう、楽しかった。昔々の、字は読めないままに耳で聞いた話を語り伝えていたおじいさんやおばあさんは、こんな感じだったのだろうか?ヒコが字を読めるようになってしまうまで、長くても、せいぜいあと1年ちょっと。どうぞ楽しんで!と心から思う。


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