ぴんよろ日記
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腹がデカい。そしてなにをしててもうっすら息苦しい。 このままあと一ヶ月半…持つのだろうか。おとといの検診で「5月の上旬か中旬に餅まきがあって、それが終わってから、なんて思ってるんですけど」って助産士さんに言ったら、実に微妙な顔をして「持つといいですけどね…とにかくあと3週間は持たせてほしいのですが」と言われた。「10ヶ月に入ったら出てきても大丈夫ですからね」っていうニュアンスで。一ヶ月半なんて、あははははは、寝ぼけてる?って感じ。 たしかにもう、苦しくて、これが最近の疲れによるものなのかなんなのかは、これから「産休用」にやろうと思ってた仕事をあきらめることになっても、生活をペースダウンしてみないとわからないのだけど、予定日よりはきっと早いんだろうな…。餅まきも「退院帰りに車から見る」くらいに思っといたほうがいいのかもしれない。
そんなこんなで、それにしたって予定日まで1ヶ月半だからか、ますます自分の輪郭が透けてる気がする。気付いたらまわりの空気にショワーッとにじんでる感じだ。そのぶん、また「ちがう世界」とのリンク感があるんだけど、これってつまり「生き死にがドロドロ溶け合っているとこ」で、その景色を、こないだヒコを産む時に、朦朧とした意識の中で見て、触ったから、ヒコが生まれた、という実感があった場所だろうと思う。その、静かなマグマのようなところの風景、いまでもよく覚えている。…ってことは、死ぬ前の人も、そこに近づいてるってことは、こんなふうに輪郭がにじんで、透けていって、それがある程度臨界点を超えたら、肉体を離れる、ということなのかもしれない。
というような考えが、会議中にボーッと頭を通り過ぎていった。
お昼、本当に久しぶりに本屋さんで過ごした。それこそずっと立っていられないので30分ほどだったけど、うれしかった。うれしくて…買いすぎた…。
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