ぴんよろ日記
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2009年11月23日(月) すばらしき実践派たち

 佐世保でニホンミツバチを育てている方の講演会に行く。とても面白く、そしておそろしい話がたくさんだった。長崎県で、なぜか今年から使用が奨励されているという農薬の話を聞いたので、このところ「もうちょっとだけ田舎のほうに住んでもいいかな〜」なんて思いかけていたのだが、しばらくは街にとどまっておこう。それにしても、実際に体を動かして実践している人の話は、やはり面白い。言葉のすみずみに裏打ちがある。一見、なんてことない巣箱が、高さ、厚み、重ね方のすみずみに至るまで、試行錯誤を繰り返したミリ単位の設定であるところなど、本当に聴き入った。中国産ハチミツの「ハチミツ対オリゴ糖」の割合や有名ハチミツメーカーの「嘘」も…。
 うちでは今、外海の直売所で買ったミカンのハチミツを使っている。買う時にちょうど生産者のおじさんが「しぼったばかりですよ」と、売り場に並べているところだった。軽やかで、すっきりしていて、とてもおいしい。これもしかし、ハチたちがせっせと集めてくれたものなのだ。
 そしてその長崎のハチが、今年から撒かれはじめた農薬で危機的状況にある、という話であった。その先生が飼っているハチだけでも、ひどいところは50群が3群になったとか…。

 講演会を主催したのは、佐世保で甲野先生の講習会もお世話されている人たち(「させぼらへん」というトボケたグループ名がまたイカす…)。普通に仕事をしながら、武術もして、農業もして、音楽もやって、今回はこうやって「ミツバチ部」も立ち上げた。これもまさに実践派の人たち。私はこの2〜3年、甲野先生が来られる時に一緒に講習会に出て、打ち上げに参加するだけなのだけど、体を動かすことと飲み食いの時間を共有しているからか、そしてなにより行動派の気持ちのいい人たちだからか、いつの間にか、会うのがすごく楽しみな人たちになってしまった。日常の、長崎の人の付き合いの中には、ちょっとない感じ。いつもは着てるなにかを自然に脱いで話ができる。ほんともう、自分もふくめ、動かんヤツは何も言うな!と思う。


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