ぴんよろ日記
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2009年04月30日(木) なり得ぬと

 子どもたちの嘔吐下痢がうつったのか、風邪なのか、焼き肉の食べ過ぎなのか、その前からの暴飲暴食が祟っているのか、とにかく体が腫れっぱなしのような感じで過ごす今週。お酒も一滴も飲んでいない。まぁしかし、季節の変わり目にはこういうこともあるだろう。
 日曜日のフリーマーケットでは、かなり寒かったにもかかわらず、石けんや料理の本がけっこう売れた。そしてお楽しみだった「スピリチュアル」なお姉さんからは、「今やっていることをコツコツ進めましょう」という「後ろの人」のアドバイスが。がんばります。
 考えていることや意識が変わると、目の前の風景がガラガラと変わっていく。いつものバスに乗っていても、あまりの光景に驚いたりするので忙しい。

 その一方では、吉村昭ブーム。

 これまで私が書いてきた歴史小説は、歴史の移行に強くかかわった事柄を対象としてきたが、…(中略)…編集者の中には、私に吉良邸に討入った赤穂浪士のことを書くようすすめる人もいた。繰返しすすめるので赤穂まで行ったこともあるが、所詮は私的な争いにすぎず、歴史そのものになんの関与もしていないのを感じ、小説の素材とはなり得ぬと結論づけた。(「歴史小説としての敵討」)

 こういうところにしびれる。

 ずいぶん前に読んだ「戦艦武蔵」の冒頭の、戦艦を作るときの目隠しにする棕櫚だったかが町から無くなるというところを、港の造船所を見るたびに思い出す。あそこにゾロリと巨大なむしろのようなものが垂れていたのかしら、と。進水した時に、対岸まで波が押し寄せたというような光景も。



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