ぴんよろ日記
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2008年12月19日(金) 船に乗る。

 船に乗った。脇岬から長崎港往復。
 ずいぶん前からぼんやりと思いついていたのだが、月曜日に、船乗りさんを知ってそうな知り合いの顔がポンと浮かんで、その足で彼がやってるお店でランチを食べて、聞いてみたら、幼なじみが船乗りさんだった。電話番号を聞いて電話したら、しばらくは遠出の予定もないそうで、「それじゃ、金曜!」と、あっけなく決行。ユニクロのヒートテックのタートルを2枚と、いちばんあったかいセーターと、妹のむかーしの彼氏のダウン(なぜか実家に置いて帰ったまま妹とは縁が切れ、上等なので私が貰い受け、かれこれ10年ほど重宝。)、厚手のタイツ、ハイソックス、厚手のズボン、貼るカイロ(腰&靴の中)、ネックウォーマー…と、重装備に身を固めた。そしてトラベルミン。
 前の日だったら風が強すぎて出られなかったらしい。波もほとんどなくて、空はすばらしく晴れ、海は青、山は緑。冬のななめの日の光で、崖や島の岩はくっきりとした輪郭を持って目に飛び込んでくる。地図の上ではちっぽけな点でしかない島や、小指の先っぽみたいな半島の、それでも船一艘、人ひとりに対する大きさやおそろしさや、同時に存在もする安心感。小さな船がいくつも出ていて、船長さんは、船の形だけで「あれは生月の船」「あっちは牛深」と見分ける。彼らは、ひと月くらい、船で寝泊まりしながら漁をするらしい。海や漁の話もいろいろ聞きながら、長崎港まで乗り付け、軍艦島や、釣り人の聖地「三ツ瀬」のそばも通って、樺島の海側もぐるりと廻って洞窟を眺め(中は「青の洞窟」らしい)、仲間の船に横付けして、正真正銘の釣りたて「野母んあじ」を貰い、3時間を超える海の旅は終わった。たった3時間ではあったけれど、いま考えていることの「細胞」に、海の風を吹き込むことができて、ずいぶんとすっきりした。モヤモヤしたら、また船に乗ろう。



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