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ぴんよろ日記 DiaryINDEX|past|will
灼熱の空のもと、岡野さんと「ペコロスの唄地図」収録、3回目。長崎の海水浴場にまつわるあれこれを語る。東望の浜やねずみ島が、明るく楽しい海水浴場というだけでなく、「男女」にとってもパラダイスだったというのは初めて聞いた。他にも、とっちらかった話をしつつ、しかし、それがすべて、最終的には大きなテーマにカチリ、カチリとはまっていく感じが面白い。失われた夏、記憶というもの、それらを抱えて生きるということ…。岡野さんは「東望に関しては、話すほど知らんとさねー」と気にしてらしたけど、私が表したいのは、「東望の浜とは、万人にとってどんな場所であったか」ではない。岡野さんにとっては「リアルタイムに存在していたけど『話すほど知らん』」場所であり、私にとっては「母は子どものころよく行っていたと話すけど、自分が生まれた時にはすでに埋め立てられていた」場所であり、岡野さんの知人にとっては、「お姉ちゃんと仲良くなる場所」であり…と、ひとつの場所が、人によって無数の像を持つというようなことだ。それを見てもらうことによって、東望の浜をちらりとでも知る人であれば、「その人にとっての東望の浜」がどんなところであったか思いめぐらし、それはつまり「その人にとっての夏」が、どんな記憶によって形作られているのかを引きずり出す…ことになればいいな、と思う。
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