ぴんよろ日記
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| 2008年06月16日(月) |
「監督」の惜しげなさ。 |
車の調子に気になるところがあるので、「コミネ監督」のところへ持っていく。「コミネ監督」と言ってもサッカーのあの方ではなく、でも、名前がコミネさんで、車に関してはとても頼りになるので、うちでは「コミネ監督」と呼ばせていただいている。「監督」のたたずまいは、一目見ただけで、ただ者じゃない感じ。某外車系ディーラーのメカニックからも頼られたりするらしく、ひいては、大きくて高い外車に乗るような方々や、保険屋さんやら各種業者さんやらとも渡り合う、ということで、車の修理に関する判断も含め、ちょっとした侍のよう。目の鋭さが、その辺のオッサンとは全然違う。しかし、普段の物腰は、あくまでやわらかい。やわらかいんだけど、へなちょこのやわらかさでは、まったくない。インタビューしたらべらぼうに面白そうだけど、書けない話が大半のような気もする。 車好きのダンナに付き合い、その世界での有名人を何人か見てきたけど、やはりそれぞれに、それなりのオーラというか存在感があるし、それはそのまま、その人が作り出す車の雰囲気と、とても似ている。さらに、独自の話法…話し方のスタイルみたいなものがあって、それがまた、心をつかんでくる。いや、むしろそれかも。 「監督」も、車に関しては、どんどん説明してくれる。悪いところもいいところも、治したほうがいいところも、無理してなおさず、だましだましやったほうがいいところも。出てくる用語は、特に私などにはまったくわからないのだけど、「こんな機能を果たす部品が、こんな感じでダメになってて、いまんとこ、こんな対処がベストなんだな」ということはわかる。「交換第一」「工賃ぶんどり」のディーラー(こんなディーラーだけじゃないけど、えてして。)の説明とは全く逆だ。 すごい人は、惜し気がない。たぶん、その人にとっての「すごい」部分は、その人にしかわからないし、使えないから、逆に、ほかの部分は、惜し気もなく見せてくれるのだろう。あんまりすごくない人は、見せたら減る気がして、もったいつけるし、目先の商売に使おうとしたりするので、ますますセコい空気を醸し出すのだった。
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