ぴんよろ日記
DiaryINDEXpastwill


2007年09月01日(土) あぁ、いらっしゃる。

やっぱり鑑真さんを見ておこうと思って、福岡へ。
すごい混雑だった。
こまごました書や絵の前にも、びっしりと人。
人に酔いそうだったので、ポイントを絞って見ていく。
美しい物たち。
美しいということを、今の人は余興やおまけのようにしてしまいがちだけど、
(余裕があったら、美しくすることも考えてみます、というような)
ここに並んでいる物は、まず美しくすることを考えているというか、
美しさを二の次に考えるなんて失礼と言うか、
なにかを大切に思い、それに関する物を作るということと美しく作ることが、
ためらいなく直結していたのだな、と思う。

鑑真さんの像は、しかし、また、そういうのとは別物だった。
まず、骨のように魂があって、
そこに肉体や事情や経験などがまとわりついて、
人というものが生きているとするならば、
鑑真さんはたぶん、もういちど、骨の魂ギリギリまで自分を磨き上げた。
もちろんそれは、「自分のために」したのでは、全然ない。
それだと、そこまで磨けない。
で、それだけでも大変なことなのに、
その、鑑真さんが現した、
「人間のかたちを取るものとしては最上級の魂のかたち」を、
なんとまぁ、そのまま像にすることができてしまった!!!
というのが、この像なんだろう。
パッと目に入って来た瞬間、
「あぁ、いらっしゃる」
と思った。
「時空を超えて」なんて言うと陳腐だけど、
それって、こういうことなんだろうな、と、見入った。

常設展示なども見る。
くんちについての、思わぬ発見があったりして、うれしかった。



トンビ |MAILHomePage