ぴんよろ日記
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2007年08月30日(木) 寂しい事件

ずーっと前からあった、大波止の鳥屋さんがなくなっている。
鳥屋さんと言っても、食べる鳥じゃなくて、チチチ…と鳴くような趣味の鳥。
店にはたくさん鳥かごが積み上がっていて、
それぞれに、機敏な動きの小さな鳥たちが入っている。
お客はだいたいおじさん。それも、初老以降、というふうな。
その手のおじさんの趣味って、なんとなく、アジアっぽい。
鳥とか、虫とか、そういう小さな生きものを、趣味として育てる感じ。
ちょっと閉じた世界の中で。

しかし、その鳥屋さんは、なくなってしまった。
そのもっと前には、昔のユニードの近くにあった山野草屋さんもなくなった。
こちらも、小さくて細くて、でも、好きな人には大きな価値を持つのであろう、
野山の草花がマニアックに売られていた店だ。

私の中では、おなじカテゴリーに分類していた、2つの気になるお店。
あの店々に通って、ひとときの心の安らぎを得ていたおじさんたちは、
いまどうしているのだろうか。

もう、そういう「趣味」のありかたって、なくなりつつあるのだろうか。

私にとってみると、
長崎の町の、ひとつの「細やかさ」が失われたようで、寂しい事件なのだった。


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