ぴんよろ日記
DiaryINDEX|past|will
久留米へ行く。 たった1時間半ほど走るだけなのに、長崎とは全然違う土地。
赤瀬川原平さんの講演会だ。 生で赤瀬川さんの話を聞くのは…3回目くらいか。 自分の脳味噌のある部分は、確実に彼を師として形成されているので、 最近は、さほどマメに読んでいないとは言え、 「ナマ師」が来られるとあって、駆けつけたのであった。 石橋美術館の展覧会に合わせた(はずの)、 「名画は何度も蘇る」というテーマだったが、 脱線や自問自答を繰り返す、ゆるりとしたお話の数々。 船を漕ぐ人も多かったようだが、すばらしい2時間だった。 さいきん考えたりしていることに対して、 いくつもヒントや後押しをもらった気がする。 もう何年も仕舞っている師の本も、いま読めばまったく違って読めるのだろう。 …ということが、絵を見る上でも多々あって、 名画というものほど、さまざまな表情でもってそれに耐えうる、 というようなオチではあったな。そういえば。
朝はコンビニでおにぎりを買って、車の中で。 昼は久留米では有名だという「立花うどん」へ。 味は、月見茶屋が基準の人間には、少々ごっつかったが、 お店の雰囲気が良かった。 おばさんたちが、歌うように「いらっしゃいませ〜」などと言っているのが、 だんだんと、気のいい合唱団の中にいるような感じになる。 夜は焼鳥屋さんへ行ってみる。 久留米は焼鳥屋さんが多い町らしい。焼き鳥日本一を宣言したりしている。 古株の一軒に入ってみると、なかなか繁盛していて味も良かったが、 注文してからやけに時間がかかるのと、1本1本が小ぶりなので、 いつまでたっても満たされた気分にならず、ほどほどに店を出る。 ノンアルコールビールだったというのも、せつなさに輪をかけた。 でもおなかは減っていたので、 犬、もとい、丸星ラーメンに行き、ラーメンとごはん。 あいかわらず警察犬のポスターや新聞記事が貼りまくられていた。
久留米や北九州といった町の、 一種やさぐれた、しかし温かさの混じるおおざっぱな空気って、 ときどき浴びると、とても気持ちがいい。
|