ぴんよろ日記
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2005年11月19日(土) 足の爪

誕生日。
私は朝の8時過ぎに生まれたらしいので、
35年前の今ごろは、ホカホカの新生児だった。
(只今、朝の9時前)
なにを考えていたのだろう。なにを見ていたのだろう。
自分が通ってきた時間なはずなのに、
「こんなふうだった」と言うことが、まったくできない。
そして35年後の朝、次の人に乳をやっている。

赤ん坊が「カワイイ」かどうかという問題について。
はっきり言って、生まれたばっかりから最近まで、
いわゆる「カワイ〜イ!」と思ったことはなかった。
でもそれは、すぐ前まで肉体的に自分の一部だったわけで、
つまり自分の膝小僧や指の先について、
いちいち特別な感情を抱かないのとおなじなんじゃないだろうか。
「なくなっちゃ困る!」とは、他人とは比べられないくらい強烈に思えても、
自分の膝小僧の形の素敵さなど、いつもかつも考えることはない。
たとえ、客観的に見て、足のモデルになれるほど世間的に美しくても、だ。
人がいくら「美しいですね、その丸みが」
とほめたところで、自分にとっては自分の体なだけだから。
1ヵ月経った今は、体を分けてからだいぶ経つので、
「伸びていた足の爪をようやく切って、充実感とともに感慨深く眺める」
というようなことにも通じる可愛らしさを感じたりすることもある。

…これは、さっき実際に足の爪を切りながら考えた、
私にとってはすごく正確な分析なんだけど、
将来ぼっちゃんがこれを読むことがあったら、
「オレは足の爪かよ!」
と、グレるかもしれないな。ハッハッハ。


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