ぴんよろ日記
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| 2005年08月29日(月) |
とらわれるとわかりやすくなる。 |
久々に思えるわが家。 短い旅だったけど、深かったので、遠くまで行ってた気がする。
その人の気持ちのあり方や過ごし方で、 時間の長さなど、どれだけでも変わるということは、本当に驚くほどだ。 だからたとえば「旅が好き」という人が、 回数や長さを問題にする感じって、ちょっと警戒する。
それにしても昨日のお昼は、両極端でもあり、同じでもあるような人たちを見た。 まずは、 「小国にある、いくつかの水源や神社にお参りすると宝くじが当たる」 などということを言ったり仕掛けたり報じたりする人がいたみたいで、 ギラギラした普通の人がたくさん歩いていた。 唐津の沖にある小さな島が、ちょうど同じような名所になってしまったが、 ここもそうなってしまうのだろうか。 昨日は、そのスポットのうちのひとつに行った。 カレー屋さんが「あと30分待っててー」と、とぼけたことを言うので、 散歩がてら行ってみたら、それがそこだった。 「これを捨てると運を捨てることになる」というような、 呪いじみたことが書かれたチラシに、いくつも「喜びの声」が載っている。 「神社の向かいのタバコ屋で宝くじを買ったら100万円」とか、 「水神さまにお参りしたらナンバーズが100万円」といったようなもの。 おかしかったので、それをつい声に出して読み上げ、クスクス笑っていたら、 私たち以外にそこにいた人は、みなさんそれ目当ての「マジ組」だったので、 テヘヘ…お呼びでない?と、植木等のような心境にもなってしまった。 スタンプラリー付きの呪いのチラシは、もとあったところに丁重にお返しした。
さらにその後、カレーを食べていたら、今度は、 ラブ&ピース、おれらは何にも縛られず、何ものも縛らないぜ、 大きな宇宙の意思に今こそ気づくべき時…ブツブツ… というような人たちが、大声で歌いながらやってきて、 こないだ参加したイベントが、いかに心豊かなものだったかなどを語りだした。 彼らのスタイルで心豊かに生きていない者の被害妄想かもしれないが、 こちらをチラリと見る彼らの目は、かわいそうな者を見る目だ。 「まだ気づけてないんだね、君たち」というような。 うるせーな。 スッピンでインド綿の服着て、麻のゾーリ履いてりゃ偉いのかよ。 どっちかといえば、そっちに転ぶ危険性があったと自覚しているので、 余計に悲しくなってしまう。
なにかにとらわらていること。 なにかにとらわれないということにとらわれていること。
どちらにしても、とらわれている人は、わかりやすい。いかにも、だ。
あまりにも両極端なグループを、数分差で目の当たりにできてうれしかった。
◇◆◇
お昼は蕎屋でソバ。 こまごました買い物や足もみをこなす。 夜はあっさり鶏だんご鍋の予定。
◇◆◇
買い物しながら、この日記にとっては、とてもタイムリーな人を見た。 スーパーの魚売り場で、新サンマを売っていたマネキンのオバサン。 すごーく声が通るんだけど、その声がたまらなくイヤな感じを発している。 遠くにいるときから、「イヤだなー、近づかないでおこう」と思って、 独自の遠回りルートで買い物を進めていたのだが、 お客のおばちゃんをつかまえて話をしているのを聞いてしまった。 「信用できるのはお金だけよ!人は裏切るけど、お金は裏切らない!」 それを、とてもよく通るイヤなダミ声で、ホントにイヤな感じで説いているのだ。 なんだかサンマが汚染されているような気さえした。 その後、若いお姉さんがサンマを悩んでいたら、グイグイッと近寄って、 どんどんサンマを選び、ビニールに入れて押しつけていた。 おもしろいのを通り越して、おそろしかった。 怖いもの見たさで近づくことすら、発想できなかった。
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