ぴんよろ日記
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2004年12月16日(木) きれいな部屋。

一緒に住んでいる人の、わりと荒れ放題になっていた部屋が、
さっき見たらきれいになっていた。びっくりした。
びっくりして、その人の心の中、多くは悲しみのようなものを思った。
その人はいま、大きなものを失いつつある。
それはとても個人的なことだし、誰にもどうすることもできないもので、
私も何と言ってやればいいのか、どうしてやればいいのかよくわからない。
よくわからないから、いつものようにごはんを作ったり食べに行ったり、
寝る前に本を読んで笑ったり泣いたりしながら一緒に住んでいる。
あまりにもその人が純粋な悲しみに包まれていて、
私はそれを想像することはできるし、私なりにそのことについては悲しいけれど、
同じ質と量を共有することはまったくできないので、
どこか遠いところにいるような人に思えるのだ。
そして、こんなこと感じなくてもいいのかもしれないけれど、
そんな状態にあるその人に対して、私は確実に気後れしている。
たとえば、ウソでも一緒に泣いたりすることが、まったくできないことや、
これだけ言葉を並べる人間のくせに、何か気の利いたことが思いつかないこと。
もちろんそういうことをわかっててやることが、
逆に不誠実だということは、わかる。
でも、わかっているけど、それがちょっとでもその人を楽にできるのなら、
そうしてやれないものかしら、と思いつつ、
それができれば自分が楽になるからしたいのかも、と、思いとどまる。

やはり私は自分の立ち位置にいよう。
それがその人にとっても、いちばん良いと思うことにしよう。


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