ぴんよろ日記
DiaryINDEX|past|will
さいきん、ダンナのもとへ、インチキ請求のお手紙が来る。 今日でもう三度目だ。 あの、人をだまそうという悪意に満ちた慇懃無礼な文面は、 字を使って仕事をしているものとしては、ほんとうにイヤな気持ちになる。 どこで住所を知られたのか、という気味悪さもあるけど、 ハガキから立ちのぼる、むわーんとした邪気は、あぁ、頭に来る。
文面は、すごくバカ丁寧に、しかし、 「払わねえんだったら家にも会社にも乗り込むぞバカヤロー」という、 恐ろしいことをいっているのだが、 微妙に、日本語としての間違いが多いのが特徴だ。 イヤな気持ちになりながらも、 つい「じゃらん」や「ホットペーパー」と同じように、 文章そのものを吟味してしまうのは職業病だが、 今日のはなかなか笑えた。
「払わないんだったら乗り込むぞボケ」と言いつつ、しかし、 「誠意遺憾によりましては」、早期解決していただけるんだと。
なんだい?その遺憾な誠意って。
…なんて、突っ込みつつも、やっぱり薄ら寒い気持ちになったので、 それを打ち消すように、ハガキを八つ裂きにして捨てた。 ほんとに八枚にして。
|