ぴんよろ日記
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2004年02月09日(月) 遺憾な誠意

さいきん、ダンナのもとへ、インチキ請求のお手紙が来る。
今日でもう三度目だ。
あの、人をだまそうという悪意に満ちた慇懃無礼な文面は、
字を使って仕事をしているものとしては、ほんとうにイヤな気持ちになる。
どこで住所を知られたのか、という気味悪さもあるけど、
ハガキから立ちのぼる、むわーんとした邪気は、あぁ、頭に来る。

文面は、すごくバカ丁寧に、しかし、
「払わねえんだったら家にも会社にも乗り込むぞバカヤロー」という、
恐ろしいことをいっているのだが、
微妙に、日本語としての間違いが多いのが特徴だ。
イヤな気持ちになりながらも、
つい「じゃらん」や「ホットペーパー」と同じように、
文章そのものを吟味してしまうのは職業病だが、
今日のはなかなか笑えた。

「払わないんだったら乗り込むぞボケ」と言いつつ、しかし、
「誠意遺憾によりましては」、早期解決していただけるんだと。

なんだい?その遺憾な誠意って。

…なんて、突っ込みつつも、やっぱり薄ら寒い気持ちになったので、
それを打ち消すように、ハガキを八つ裂きにして捨てた。
ほんとに八枚にして。



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