ぴんよろ日記
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2003年12月04日(木) それをかぶっちゃお仕舞ぇよ。

エッセイに付ける写真を撮るために、
15分だけ山登りをした。
山の中腹にある神社に行くために。
その辺はお寺とか、各種石仏とか、神社などが密集した地帯なのだが、
神社の裏で無事写真を撮って石段を降りていると、
白い着物のようなものを着た人が、さっと下の方を通った。
ただならぬ雰囲気。ちょっと怖い気もした。
その人が向かった先にあるのは、小さな滝だ。
肩の辺りは裸だったので、滝に打たれに行くらしい。
なにやら線香の匂いもただよってきた。
なんとなく、私がその人を見たことを気付かれない方が良さそうな気がして、
足音を立てないようにゆっくり降りた。
そして滝が見えるところに来たので、どうしようか迷ったけど、
やっぱりそっちを見てしまった。
そしたら、滝に打たれる前のお参りをしている背中は、女の人だった。
彼女の向こうには、小さいけれど、打たれるには充分の滝と、
その横に、どどーんと、不動明王(メラメラ炎を背負ってる方です)の像。
やっぱり、やっぱり、見ない方が良かったのかも〜と思ったが、
まぁ、そんなに気にするこたぁねーか、と思い直した。
だって、いくら暖かい日が続くといっても、
曲がりなりにも冬の滝行なんです。
良いことか悪いことかどっちにしても、
とても強い願い事があるんでしょう。
なのに、彼女ったら…シャワーキャップをかぶっていたのだ。

滝行にシャワーキャップ。

アリかナシかと聞かれたら、私はナシと答えたい…。



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