ぴんよろ日記
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2003年09月21日(日) 美しい長崎はいつ。

第2回目の「ナガサキ観光さんぽ」で、
「大浦天主堂の案内のアナウンスがうるさい」と書いた。
(「ながさきプレス」の、たぶん7月号)
バァちゃんにコピーを渡していたんだけど、
こないだ家に行ったら、
「女学生の頃、工場(戦時中です)の帰りに寄り道したことがあって、
その時はアナウンスなんてもちろんなく、
とても静かで、神様はいるのではないかというような美しい空間だった」
と言われた。
「あの時にだけは戻ってみたい」とさえ。
戦争中は、戦争中ではあったけれど、
まだいろいろな素晴らしい時間や空間が存在していたようだ。
特に長崎は、原爆が多くのものを壊したし、
戦前の無謀な価値観に取ってかわった、
また別のダメさがある戦後の価値観が、
さらにいろんなものを壊したし。

考え方もいろいろだから一概に昔は良かったなんて言えないけど、
バァちゃんが時々語る、小さい頃、若いころの長崎は、
これだけは確かに、今の風景よりも美しくイメージできる。
光と静けさに満ちた天主堂。私も行ってみたいです。





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