ぴんよろ日記
DiaryINDEX|past|will
第2回目の「ナガサキ観光さんぽ」で、 「大浦天主堂の案内のアナウンスがうるさい」と書いた。 (「ながさきプレス」の、たぶん7月号) バァちゃんにコピーを渡していたんだけど、 こないだ家に行ったら、 「女学生の頃、工場(戦時中です)の帰りに寄り道したことがあって、 その時はアナウンスなんてもちろんなく、 とても静かで、神様はいるのではないかというような美しい空間だった」 と言われた。 「あの時にだけは戻ってみたい」とさえ。 戦争中は、戦争中ではあったけれど、 まだいろいろな素晴らしい時間や空間が存在していたようだ。 特に長崎は、原爆が多くのものを壊したし、 戦前の無謀な価値観に取ってかわった、 また別のダメさがある戦後の価値観が、 さらにいろんなものを壊したし。
考え方もいろいろだから一概に昔は良かったなんて言えないけど、 バァちゃんが時々語る、小さい頃、若いころの長崎は、 これだけは確かに、今の風景よりも美しくイメージできる。 光と静けさに満ちた天主堂。私も行ってみたいです。
|