ぴんよろ日記
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昨日、本屋さんに行ったら、 こないだ「レゾネイトクラブくじゅう」の図書ルームでチラリと見て、 とっても気になった人の本が、ずらりと文庫で出版されていた。 思わず、そこにあった5冊を全部買ってしまった。
レゾネイトで見たとき、 「あ、これは大好きな感じだ。名前も覚えたぞ。長崎に帰ったら探そう」 と思ったのだが、これは、ひとつ決定的に間違っている。 「名前も覚えたぞ」というところ。 私はとても記憶力が悪い。固有名詞など、3歩あるけば忘れる。 しかも困ったことに、それを見た瞬間は、おぼえられると思ってしまう。 なんどそれを繰り返しても学習しない。
ということで、長崎に帰って本屋を探したけど、 探そうにも探せない。名前を覚えてないんだから。
星にまつわる本。
それだけを手がかりに、天文コーナーなど探したけれど、 純粋に理科的な天文の本しか並んでいない。 私が探しているのは、星に関するエッセイや物語が、 美しい日本語で綴られている、ちょっと昔の本。
心の隅に引っかかったまま、時は過ぎた。
そして昨日、見つけた。 なんとまぁ新刊の文庫本コーナーにあった。 「名前を見れば分かるんだけど!」と思っていたのだが、 まさか見るとは思わなかった場所で、その名前を見つけた。 なんせ私がレゾネイトで見たのは、古いハードカバーだったから。 もう、とっても嬉しくて、そこにあった2冊を手に取り、 そのままその文庫の既刊本のコーナーに行って、 キョロキョロ探して、あと3冊を手に取った。
いま、5冊の本は、目の前にある。 ゆっくり、じっくり読もう。 どこをパラリとめくっても、好きな波長が充満している。 (こないだ疲れて買った本とは大違い…)
その人の名前は、野尻抱影。 太陽から一番遠い惑星を、 「冥王星」と名付けた人だという。
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