ぴんよろ日記
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これまでいつも自分はジイちゃんに似てると公言してきた。 南方系の顔も、人生に対する計画性があるとは思えない性格も、たしかに似ている。 おいしいものが好き、なんてのも引き継がれている。 だからバアちゃんと「具体的にどこが似ている」と深く考えたことはなかった。 でも、さっきバアちゃん家に行って、似ているものを発見してしまった。
それは押し入れの存在感。 物の入れ方と、散らかり具合。 うまく言えないけど「おんなじ感」がモワーッと漂っていた。
両親と似ているところを探すのは、なんだか「当たり前」な感じがするし、 「しゃべり方」なんてのは、その人から言葉を教わったんだから、 似ない方がおかしいというものだろう。 (私と母は、時々お互いに苦笑いするほど、しゃべり方が似ている。) ひとつ隔ててなお、存在している遺伝子のようなものを探すのが面白い。 離れて住んでいるのに、それぞれの家に存在する、お互い気付いてもいないようなおなじもの。 そしてけっこう、どうでもよさそうなことが似ていたりするのであった。
…そう思うと、どんどん思いついてきたが、 あまり誉められた部分ではないので、胸のうちに収めておくことにする。 ぷぷっ。
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