ぴんよろ日記
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「各種手続き」が先天的決定的に苦手なのだが、この数週間でかなり遂行できた。 3月までは曲がりなりにも会社に属していたようなので、いくつかは逃れていたのだった。
中には言うのがはばかられるようなものもありました。 …まずは確定申告、くくっ、〆切は3月。 バカのふりして送ったら、これがしかし、足りない書類があったとかで手紙が来た。 「納税に関してはご理解をいただき…」などと書いてある。 そうかー、納める意志があるってだけで、カテゴリーとしては「良い人」なのか…。 零細自由業なので、確定申告をするということは、 「還付金」という名の臨時収入が来るということではあるのですが。 (もちろん払いすぎてたのを返してもらってるだけなんだけど)
でも、この還付金が来たところで、吸い取られる先は決まっている。 3ヶ月分の保健と年金のお金だ。
保健と年金は、くくっ、これもつい先日、ようやく手続きをした。 どちらも3月に切れてて、4月から3ヶ月ほど空白だったのだ。 年金はともかく、保健は自分でもけっこう笑えた。 「あー、いま病気したら、事故にでも遭ったら、全額払うんだぁ〜」 それはそれですがすがしくはあったのだが、 以前いまよりもビンボーなプー太郎時代に、年金をたんまり滞納してて、 担当職員の「家庭訪問」を受けたことがあったので、 そういうのも、あー、やっかいだなぁ、とかなんとか思って入った。 (そんときは「親戚ですが」と他人のフリをした)
でも手続きをしていて、すごくイヤな気持ちになった。 健康保険って、どうやら「世帯」単位らしくて、 世帯主が違う保健に入っていても、保険料を払うわけではなくても、 なにはなくとも「世帯主様」があって、他の者はその庇護のもとにあるという形を取っているのだ。 だから保険証の受け取り(あ、行ってねぇ)の時には、委任状がいる。 こんなことが書いてある。 「世帯主以外の方が保険証を受け取りにこられる場合は、 必ず世帯主の方が委任状に記入して代理人に持たせてください。」 「持たせて」って、アンタ、子どものお使いじゃないんだから。 「代理人」って、アンタ、わたしゃ本人なんだけど。 ぶりぶり文句言いながら「世帯主」にサインさせていると、 「そう言われても…」と困っていた。 そりゃそうだろうけど、とっても不愉快。なんで個人個人じゃいけないの? 専業主婦や子どもたちはそれでもいいかもしれない。 でも自分で稼いで、自分で保険料払う人間にとっては、とても頭に来ることだ。 今時なにが「世帯『主』」なんだか。 このウチのどこにいるんだ「主」が。熱帯魚か?
再開記念に長々と。 もう一つ、やっとこさ変えたもの、それは新聞。 世帯主様のご親戚が地元新聞におつとめだったので、 結婚と同時に取るハメになったのだが、正直言って面白くない。 それでもまぁ、3月まではNBCで読めたので、我慢していた。 私にとって何がダメかって、本の広告が無いこと。 絶望的に無い。あるのは「生命の真相」や「人間革命」、 あとは「すてきな奥さん」とか。トホホのホ。 2週間ほど前に、唯一の楽しみだった日曜日の書評欄が、いつもの半分になっていた。 それが「手続き嫌い」の重い腰を上げさせてしまったのだ。 他にも理由はいろいろあるのだけど、それが決定打だった。 たしか春頃には「世帯主」の親戚さまも定年になっていたので、心おきなくやめた。
やめた日、たくさん新聞を買ってきて、どれにしようか考えた。 けっきょく西日本にした。全国の話題もそこそこカバーしつつ、 ローカルも充実しているので。ローカルで生きる身としては、これは重要。 本の広告もちゃんと載ってたし(朝日にはかなわんが)。 朝日もなんだか「朝日臭い」し、読売は思想的にも野球的にも論外。 毎日…うーん、お悔やみ欄の充実度が…。(何で決めてるんだか) でも新聞って、毎日読むもんだから、じわじわ脳味噌を作ると思う。 気をつけた方がいい。
あー、いろいろ終わってさっぱりしたな〜。
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