ぴんよろ日記
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旅日記をちょっとひと休みして、こんなこと。
これからしようと思っている「うれしいこと」がひとつある。 それは「映画を観ること」だ。 私は全然映画を観ていない。一月に一本も観ない。映画館に行くのは年に2回くらい。 例えば何かものを書いたり表現したりする人間なら、 映画をたくさん観ていなくてはならない、そんな教訓めいたものがある。 「そうなんだろうなぁ」と思いつつ、心と映画の距離は遠かったのだ。 でも、最近「観たいなぁ」と思うようになってきた。 しめしめ、と思う。 自分の中で、すずめに米をまいてわなを作っている感じだ。 有名な「小津安二郎」や「ヒッチコック」なんてのも一本も観てないので、 逆に楽しみでしょうがない。
今まで観た映画の中で好きだったのは、 「生きているうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」というもの。 おすぎさんが雑誌で誉めていて、 その誉めた点が自分のツボと合っているような気がしたので。 原田芳雄のダメ男ぶりが良かったのを覚えている。
いちばん泣いたのは「さようなら対馬丸」。…。公会堂で観た。…。 あ、これは言える。いちばん後味が悪かったのは「セブン」。 いま思い出しても最悪な気分になる。 映画が嫌いなわけじゃなくて、観るのに腰が重いだけで、 だいたいどんな映画も観ると何かしら「面白かった」と思うのだが、 「セブン」だけは観たことをいまだに後悔している。
寅さんなんかもじっくり観たい。
ま、そんな程度なので、これから広がる自分の映画の世界に期待しているところです。
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