私を抜かした忘年会の後で。。。 - 2002年12月17日(火) 0時に家に帰った私はなんとなく寂しい気持ちで 全然ご飯も食べる気も起きず、 本当に久々にネットでもしようかと、パソコンを広げてみた。 そしたら。。。 携帯が鳴った。 番号は登録なし。 誰だ??? そう思って電話に出ると 後輩Sだった。 『今日、課の忘年会があって。。。 みんな、知り合いの部屋は泊まる予約があって 僕、泊まる家がないんですよ。。。 後、思いつくのはSnowさんの部屋しかなくて。 泊めてもらえませんか?』 ・・・。 私は相当嫌がったんだけど 可愛い後輩。 相当困ってるみたいだし 仕方ないので泊める事にした。 ちょっとしたら、Sが部屋に入ってきた。 Sは、21歳にして、5年付き合った彼女と結婚して 11月に子供が産まれたばかり。 今までどんなに飲みに行っても部屋には猫が待ってるし 何があっても帰る子だった。 でも、今は飲酒運転の規制が厳しくなった所為で どこかの部屋には泊まる予定だったらしい。 しかし、みんなは風俗に流れたらしく 彼はそんなところ行きたくなくて 抜け出して来て。。。。 そして泊まる部屋がなくなったらしい。 雨の中来てずぶ濡れのSを速攻でお風呂を貸してあげて ほろ酔いのSから、話を聞いた。 『実は、Snowさんを心配して来たんです。』と。 『今日課の忘年会があったんですけど。。。 Snowさんの話題で持ちきりでした。 人数的に席が足りなくて。 代理も主任もKさんも、Snowさんを呼ばなかった事を悩んでたらしくて。 今日Snowさん、とっても機嫌悪かったらしくて。 Kさんなんて、帰り際、事務所入れなかったって言ってましたよ。』 あはは。 さっきまでムカムカしてたけど 経緯を聞くと、なんとなく落ち着くものね。 Sは、その話を聞いて、 私にその話を伝えたかったらしかった。 そして、心配してくれてたみたい。 私は、かわいい後輩をもったな。。。なんて ちょっと嬉しい気持ちになった。 Sは、来期Kのポストに任命される事が決定してる。 だから、来期は私と席を並べて仕事をする。 Sは、Kと違って内気な性格。 やる時はビシっとしてるけど。。。 来期の件も、心配なんだろうな。 Sはいろんな事を教えてくれた。 今の、うちの課がどんな状況なのか。 課内の対立。 みんなの気持ち。 一番驚いたのは みんながKの独裁状況を嫌がってるって事。 双方の気持ちがわかるから 聞いてる私の方が 切ない気持ちになったりして。。。。 Sは何を思ってこの話をしたんだろうか。 私から、Kへの気持ちを追い出すつもりだったのか わかんないけど。。。 ピークに好きな時に聞かなくて良かった、と思うし 諦める材料になったり、した。 Kへの想いを断ち切りながら。。。。 Sの優しさを感じながら。。。 イライラしたり温かい気持ちになれたり。。。 いろんな気持ちが交差した。 ...
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