長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2003年12月25日(木) 師走の牡丹雪

 …………如何して此の年の暮れに牡丹雪が降るんですか、雨交じりの霙なんですか。師走も二十五日よ、せめて粉雪……。

 幾等悪態ついたって天候は変わってくれないわけで、道路は酷い有様の侭、明日の朝には凍り付いているのだろう。十年経とうが二十年経とうが北国の冬は侮れない。

 一応、今日で今年度の大学の講義は終了。短い冬休み。大量レポートを消化しつつ、試験勉強開始。浪人の友人に激励の御手紙を作ったりも、している。
 試験が終われば二ヶ月近い春休みが待っているわけだけれど、私は特別な計画を立てていない。

 英会話で同じクラスに籍を置く方達は、皆私より年上なわけだけれども、口を揃えたようにして言う。

 ――大学生のうちに旅行とか、行った方が良いよ。就職すると休み取れなくなるしね。バイトばかりだと後悔するよ。――等々。

 皆さんに同じ事を言われるから、此方としてはとても面白い……もとい、興味深いのだけれど。来年の夏は、小旅行する予定。演習で京都or奈良旅行が決まっているので其の序でに、色々巡りたい。京都だけなら一人で一週間以上滞在してもまだ見飽きないと思うのだけれどね。東京は、一人で観光するのは少々不安。

 大晦日まで後一週間程。年の暮れには何時も同じことを思うのだけれど……一年って長かったような、短かったような。
 取り敢えず明日――牡丹雪の侭積もられると重くて雪掻きが大変。










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