ヲトナの普段着

2005年05月11日(水) 【閑話】詩:好きだから、遠ざかる

たぶんぼくがいなくても
きみは生きていける
たくさんの素敵な仲間たちが
きみのまわりにはいるから
 
たぶんぼくがいなくても
きみは幸せになれる
もっと近くに
もっと確かな
幸せの芽があるから
 
 
いくら好きになっても
きみを抱くことはできない
いくら好きになっても
きみのそばにいき
そっと支えることはおろか
手を繋ぐことすら
ぼくにはできない
 
ぼくにできることといったら
きみが確かな愛に触れ
きみが幸せになれるよう
遠く離れたここでひとり
祈ることくらいだろう
 
だからぼくは後ずさる
 
きみが誰かに笑顔を向けたり
きみが誰かと話していると
そっと後ろにさがってしまう
きみから離れようとしてしまう
 
 
たぶんぼくがいなくても
きみの心は潤いつづける
 
たぶんぼくがいなくても
きみの未来は変わりはしない
 
 
けれどぼくがいなければ
きみはぼくを知らなかったはずだ
 
 
 
---- PostScript ----------
 
 閑話として詩を入れてみようかと思って書きました。もちろんここは「チャトレの花道」ですので、ネットやチャットというものを主題においています。これからも折に触れて書いてみようと考えていますので、脳みその骨休めにでもご覧ください。


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