別に、一生懸命セックスして子どもを沢山産んで、日本の出生率アップに貢献しましょうという話ではない。おそらく「今」という時代が、チャトレにとっては歴史上最も華やかなりし時代であろうという話。稼げるうちに稼いでおけよー、みんなー。 僕がライブチャットに手を染めた二年前には、本当に数えるほどしかチャットサイトはなかった。それがいまはどうだ。日々増殖するサイトを追いかけていたら、通常勤務(常連サイトへの顔出し)すらままならない状況に違いなかろう。果たしてどれだけの数あるのか、僕にもとんと把握できてないんだけど、とにかくライブチャット花盛りといってもいいほどの盛況ぶりだ。サイトの数だけはね。 おそらくは、チャトレの数も増殖してると思う。たまに国勢調査みたいなことを、このチャット業界もやってみると面白いだろうなどと思う反面、あまりの淘汰の早さに調査が追いつかないかもね、とも思ってしまう。それほどウェブ世界では、時間の流れが速いのである。 サイト数が多いと、当然のことながらチャトレは分散する。せっかくオープンしたものの、オープン記念の当初数日間は賑わっても、それが終わった途端に閑古鳥。いつ開いても「ただいまオンライン中の子はいません」という虚しい文字が表示されるだけのサイトと化してしまうのも少なくないようだ。 そういうサイトはどうなるかというと、遅かれ早かれ消滅せざるをえないだろう。つまりは、淘汰されてくる。あちらだって商売だ。運営費を超える収入がなければ、誰だって続ける気はおきないもの。数多あるライブチャットサイトであっても、いずれは競争という名の下に白旗掲げて、消えていくしかないのだと僕は想像している。 現に、老舗(といっても、たかが数年だけど)のサイトでは、いまおそらく、必死になって生き残りへのあれこれに苦慮しているに違いない。最近では低価格競争も少し落ち着いてきたみたいだけど、まだまだ先がありそうだし、チャット以外の付加機能も日々研究されている。基本的には、数多くのチャトレを抱え実績がある老舗は強いに違いなく、新参者は当初は持て囃されても、やはり女の子がいないところにはだーれもいかないからね、いずれは淘汰されることでしょうなぁ。 となると、サイト数が減るということだから、分散していたチャトレが徐々に狭いエリアに集結しはじめるということだ。あらいやだ。競争が激しくなるじゃない。となると、それまで月々〜万円だった収入が、半分、いやそれ以下になっちゃうかもしれない。あらいやだ。チャットで使う衣装代もままならないわ。となると……くどいね、もうやめよう。 ライブチャットがなくなることはないと僕は思う。それはとりもなおさず、世に男と女という異なる性が存在し、それらが互いに持つ欲望を絶妙に満たした場が、このライブチャットであるという見方もあるからだ。紆余曲折あったって、ソープランドなくならないでしょ。ヘルスも健在でしょ。もちろん、ラブホだって花盛りでしょ。 でもね、賢いチャトレでありたいのなら、やはり「先見の明」ってやつは手にしておいて損はないはず。それが浮き沈みの激しいウェブ世界であれば、なおさらのこと。「淘汰されるぞー」とひとり騒いでいる僕の予言が的中するかはわからないけど、自分にあった、自分を生かせる場を探しそこに「根を張る」ことは、とても大切だと思える。 生めよ励めよ。そして、栄光を手にしてください。
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