| 2011年03月30日(水) |
裁判員裁判の無罪、初の破棄差し戻し |
日経(H23.3.3.)社会面で、アパートで現金を盗んだ上、放火したとして、現住建造物等放火などの罪に問われ、一審の裁判員裁判で放火について実質無罪判決を受けた事件で、東京高裁は、一審判決を破棄し、審理を東京地裁に差し戻したという記事が載っていた。
被告人は、かつて窃盗した上で放火をした前科があったが、一審では、不当な予断を抱くとして、放火の前科に関連する証拠を認めなかった。
ところが、控訴審判決では「灯油をまいて放火を繰り返していた点などが今回の事件と似ており、前科について審理しなかった一審の判断は違法」としたものである。
この事件は一審を担当しているだけに、控訴審の判断へのコメントは差し控えるが、前科の立証についての重要な法律問題を含んでいるので、最高裁で判断されることになるだろう。
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