日経(H22.10.19)夕刊で、耳かきサービス店員と祖母が刺殺された事件の裁判員裁判初公判が、東京地裁で開かれたという記事が載っていた。
この事件では、裁判員裁判で初の死刑求刑が予想されるため、注目されている。
2人殺せば死刑という一応の基準がある。
実際に刑を定めるにあたってはそれほど形式的には考えないが、一応、量刑相場というのはある。
修習生のころは、事件ごとに量刑の事情は違うのだから、量刑相場という考え方自体が問題であると思っていた。
しかし、同じような犯罪を起こしたのに刑が違うのでは公平な裁判といえないのではないか。
それゆえ、ある程度の量刑相場というのはあっていい。
2人殺せば死刑というのも、絶対的ではないにせよ、一応の基準として確立している。
そうであれば、裁判員も、その基準を最初から否定するのではなく、尊重したうえで判断すべきであろうと思う。
|