今日の日経を題材に法律問題をコメント

2010年05月25日(火) 「販売権」「営業権」は権利か

 日経(H22.5.25)社会面で、「宝くじの販売権を売る」と持ちかけ、現金400万円をだまし取ったとして、小宮山衆議院議員の実兄が詐欺容疑で逮捕されたと報じていた。


 「宝くじがよく当たる」と評判の売り場があれば、そこで宝くじを販売できる権利が欲しいと思う人が出てくるのは当然であろう。


 それゆえ、例えば販売する場所の賃借権を譲渡する形にして、そこに「販売権」という名目で、賃借権にプレミアムを付けて売買されることはありないわけではない。


 しかし、本来は譲渡可能な「宝くじの販売権」というものはない。


 似たようなものに、「パチンコの換金場の営業権」というのもあるが、これもそのような権利はない。


 その他、いろいろと「○○権」と名前を付けされていることがあるが、たいていは、譲渡可能な権利ではなく、権利の内容自体も曖昧なものが多い。


 「営業権」「販売権」などの権利を買わないかと誘われた場合には、安易に飛びつかず、慎重に対処したほうがよいだろう。


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