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「富士山の絵」の意味 - 2009年04月01日(水) 吉井和哉「VOLT」について書かれたブログで 『吉井さんにとって、富士山は家族のいる場所ではなく、 少年時代に静岡から眺めた単なる日本一の山に なってしまったのでしょう。』という文章に出逢った。 私は、それは違うと思う。 「VOLT」ジャケットに映し出されたあの富士山は、 吉井和哉の原点を顕すものだろう。 油絵のあのかさぶたのような色の重なりに心惹かれて お小遣いで油絵の道具を揃え、画材屋さんのおじさんに 手ほどきを受けて懸命にキャンバスに描いたあの日々の自分、 自分の部屋が欲しくて懐中電灯を手に押入れに篭り 「宇宙」を感じた自分、「ヒラノくんち」でロックの 電撃を浴びたこと、家出同然に東京へ旅立ったこと、 THE YELLOW MONKEYという支えを失って富士山の麓に 移り住んだこと、たった数か月で独り東京へ舞い戻ったこと、 小学六年生で描いたその富士山の絵をずっと 自分の部屋に飾り続けていた母親のこと、 39歳にして初めて幼い日の淋しさを母親にぶつけ、 そして受け入れて貰えた和解の日、 吉井和哉の血を受け継ぐ命達、その子らを産み育てる女性のこと、 吉井和哉は、現在の自分を形作って来た全てを 「富士山の絵」に託したのだろうと私は、思う。 静岡のお母様もそして山梨に住まうご家族も それぞれ「富士山」の象徴だろう。 このブロガーの方が仰るような「白々しい」「逆説的な」モチーフ ではないと信じている。 私は、伊達に「BELIEVER」と名乗っている訳では無いつもりです♪
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