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「BEAUTIFUL」 - 2006年01月03日(火) 「BEAUTIFUL」PVを繰り返し見ている。 何故、教会なのか? 繊細で華麗な装飾の施された教会内部は、 培われて来た歴史の重さを感じさせ、厳かな趣だ。 幾つもの燭台に灯された蝋燭の向こうに映し出された吉井は、 彼自身の「愛」を歌うというよりは、長い年月の間この教会に 集った人々の「祈り」をも、その歌に宿しているように聴こえて来る。 一人ひとりの人間の「命」も「愛」も限りある儚いものであったとしても、 否、儚さがあるからこそ、その「生」の一瞬一瞬がより美しく輝くのだと、 このPVで改めて感じた。 生きる痛みと哀しみを知っているからこそ、吉井和哉の歌は、 より穏やかに優しくそして力強く『鮮やかに』響くのだ。 私達が命を受けたこの宇宙には、根本的なメロディーがあって、 折々に触れて人はその一部授かる事が出来る。 きっとそれは、「愛」に触れた時に感じる「美しい」という 感情なのだろうと思う。
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