山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
日記一覧|前の日へ|次の日へ
| 2012年06月04日(月) |
「ヤンバン」って知ってる? |
いまだに韓国歴史ドラマを見ている。正しくは朝鮮の時代劇とでもいうのだろう。その当時は「韓国」じゃないからね。でも韓国のテレビ局が制作したから韓国歴史ドラマでいいんじゃないかと思う。
歴史ドラマにしてはちょっと創作が多いんじゃないかと思う。いまNHKBSで放送中の「トンイ」なんかも、「トンイ」という名前自体が創作という。歴史書には英祖の母ぐらいにしか出てこないらしい。それをここまでドラマに仕立てるのだから監督のイ・ビョンフン氏もすごいと言わざるを得ない。ただ時代考証をどの程度されているのかわからないから、気をつけて見ないと、朝鮮の歴史を間違えてしまう恐れがある。
この時代に同時に出てくるのが、朝鮮王朝三大悪女の一人といわれる張禧嬪(チャン・ヒビン)だ。こちらは実際の名前のようだ。女官から粛宗の側室となるが、両班の階級の出身でないため王宮で虐げられる。
とにかくどのドラマを見ても両班層は平民や奴婢をいじめる。平気で奴婢を殺す。こんな両班てどんな人たちだろうと思って読んだのがこの本だ。
朝鮮の時代劇を見ていると、両班(ヤンバン)という特権階級の人たちが出てくる。身分的にはその下に位置する常民や奴婢たちをこき使う。特に奴婢と呼ばれる人たちは人間扱いされず物と同じだ。売買の対象にさえなっている。
私は朝鮮の歴史ドラマを見ていて、これほどに民衆をいたぶる両班という「種族」がいつごろどのようにして発生したのか、当時どれほどの人口の両班がいたのか、そして現代においてはその両班たちはどうなったのか、そういう疑問を持ってしまった。それにこたえてくれたのがこの本であった。
「民衆エッセンス韓日辞典」によると「ヤンバン」の語義は � �[史](身分)両班。 �◆�[史](東西班) 東班(文官の班列)と西班(武官の班列)。 �� 礼儀正しく善良な人。 �ぁ”愎佑�第三者に対して自分の夫を指して言う語。 このうち最も概念を狭くとらえているのが�△如△修亮,��,世修Δ澄�しかし、語義の配列順が示すように�,�両班という言葉の最も重要な意味で使われるということだ。
時代が下ってくると、一般人も上昇志向が強くなり、両班的地位を獲得しようとする動きが強まる。そうして両班戸や両班人口も増加するが、奴婢身分の人々は19世紀中葉になっても全人口の3割を占めていた。しかしただの労働力として利用されていた奴婢たちも、小さいながらも小作農として独立していく。下層両班、常民、奴婢の身分を問わず多くが小農として次第に均質な存在になっていく。
近代になって社会全体の両班志向が加速化された。現代の韓国人で自分の属する一族の族譜が存在しないという人は希だそうだ。韓国人全部が両班になったらしい。
|