山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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同級生の作家岩舘弘道氏の短編3作を読んだ。
「イブに届いたフィッシングロッド」 クリスマスを数日後に控えた冬のある日、飲んで帰った幸治はすやすやと眠る息子の寝顔を見ながら、自分が子供の頃の父親を思い出していた。初めて二人で近くの沼へ釣りに出かけたことがあった。楽しみにして出かけた釣りであったが、意外な幕切れが・・・。そして幸治が息子へのクリスマスプレゼントに選択したものは・・・。
「コリドラス」 アパート住まいの主人公はコリドラスという熱帯魚を飼っている。住宅建築のセールスのためにあるアパートを訪れると、そこにはかつて学生時代に半同棲していた紀子が現れたのだ。
「首取り物語」 竹取に出かけたおじいさんは太くて大きな竹を見つけた。ナタを振り下ろすと「ザクッ」と見事に切れた。しかし、その切り口にのぞいたものは小さな女の子だったのだが、さっき竹を切ったときに首も一緒に・・・。
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