山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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夕べ寝てから今朝までに4回着替えをした。風邪のせいで寝汗がひどいのだ。この着替えが大変である。何し例の「白糸縅」のコルセットをしているため、簡単に着替えられない。特に夜中は妻が隣に寝ているのでスペースがない。
で、どうするかというと、その度に車椅子専用のトイレを使う。ここには専用の手すりが付いているので立ち上がったままコルセットを着脱するのに都合が良い。(相変わらず真っ直ぐ立ったときにしかコルセットははずせない。)妻と呼吸を合わせながらコルセット、肌着を手際よく脱ぎ、逆の順番で着せてもらう。慣れたもので早い。さすがに3ヶ月もやっているのだ、うまくなるさ。
先週始まった化学療法第2ステージはさすがに強力だったようだ。点滴をしているときの4日間の高揚感はさておき、その後お休みの今日までの4日間の倦怠感というものはすごい。ずしっと重くなる。ステロイド剤による躁鬱傾向なのだろうか。それにきっと抵抗力もかなり落ちているのだろう。風邪ももらってしまった。院内でも流行ってきているらしい。
昨日意外な人からメールをいただいた。福井県武生市の道下さんという女性からだ。実は約20年前、(正確には19年前)当時の中国共産党胡耀邦総書記の招きによる日中青年友好交流で三千人の日本人が中国を訪れたとき、友愛青年連盟の団でご一緒した一人である。体調不良でどうしようもないときに「高橋信次先生の法を学ぶ会」 という組織を知り、それに救われ、友愛も9年前にやめたそうだ。自分の捜し求めていたものにめぐり合えたと語っていた。ホームページで私が闘病中であることを知り、その教えを勧めてくださったのだ。(どんな教えなのか、はホームページがある。知りたい人は上のリンクからどうぞ。)
彼女とは、その後(中国後)とくに付き合いがあったわけではないが、最近東北で地震や災害も多いし、彼女がなんとなく気になって、私がHPでも作っているんじゃないかと勝手に検索してみて私が病気だということも知ったそうだ。こうやってわざわざ辿ってきてくださったことに感謝したい。
夕食前には同級生の岩舘弘道氏がきてくれた。仕事が終わって直行してくれたに違いない。前回来てくれたときにはニジマスの焼き魚を持ってきてくれたのを思い出した。あれは本当に美味しかった。一緒に飲んだノンアルコール・ビールの味も格別だった。そういう話をしていて、やはり話題は釣りのことになる。娘さんと秋田方面へ旅行したことや、旅行先での釣りへの出かけ方とか、なかなか苦労もしているようだ。そして今日も彼が書いた物語や随筆のコピーをもらう。明日にでも読んでみよう。そのうちに何か文学賞でももらえるようになるのではと期待してしまう。
痰が絡んで咳が出るため、今晩から、朝晩2度吸入をすることになった。ワゴンに小さなコンプレッサを持ってきて電気でシューシューと白い煙が出てくる。看護婦さんは誘発されて咳が出るかもしれないけど、とは話していたが、実は私は吸入には慣れている。鼻が悪くてガキの頃から耳鼻科通いをしていたのだから。だから今でも少々の風邪であれば耳鼻科へ行くとすぐに治る、と思っている。もちろん鼻風邪とか軽いやつだが。
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