山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2003年09月27日(土) 【写真付】京子オリジナル

週末はいつものように何もない。ゆっくりと朝がやってくる。明日は外出許可を取って一時帰宅をしようと思っている。

朝食時に思ったが、のど越しのイガイガがなくなってきた。今朝の食事もまだお粥だが、おかずのハムも食べられた。良くなってくると腹も空いてくる。夕べまではほとんど流動食みたいなものだった。お粥に味噌汁、おでんのはんぺん、煮込んだ大根、卵豆腐、ヨーグルト。しっかりした食事がしたい。

髪も伸びてきたことだし、病院の床屋へいった。だんだん寒くなってくるので、もう伸ばすことにした。床屋のおばさんは「こないだぐらいでいいの?」ときくので、そろそろ伸ばすので裾のほうだけ短くしてもらいたいと話し、やってもらう。おばさんは「こないだよりだいぶ楽そうだね。」なんていいながら始める。それはそうだ。一ヶ月も経ってるんだから良くなってないとね。

途中で背後から鏡を覗き込み、「ノゾムだじゃ。」と声を発する輩がいる。「まっちゃん」こと同級生の和田雅道巡査(階級は不明)だ。ずいぶん顔色もいいし安心したと言ってくれた。彼は兄を数年前特殊なガンで亡くしている。それがあるから私が入院していると聞いて心配してやってきてくれたという。売市のアパートからチャリをこいで25分かかったそうだ。太っているから痩せなきゃ、とはいいながら一向に痩せない。私が散髪をしてもらっている間ずうっと妻にしゃべっている。本当にしゃべるおまわりさんだ。でもこうして心配して来てくれる気持ちがうれしい。

最後にホームページのアドレスを聞かれたが、散髪の最中に説明のしようがなく、「山ちゃん」と「闘病記」をキーワードに検索すると引っかかるよ、と教えてあげた。YahooかGoogleで。「まっちゃん」これ読んだら書き込みしてね。

昼食はうどんだった。昨日から妻に、日曜に一時帰宅したらおいしいうどんを食わせてくれとせがんでいたのだが、一日早くそのチャンスが訪れた。とはいっても病院食。やはり明日おいしい讃岐うどんをゴチになりたい。

午睡の後、消防団の前村忠徳班長が来てくださった。今年度は既にポンプ車操法大会に八幡のチームが参加することになっており、かなりのトレーニングを積んでいるそうだ。毎夜8時ごろ厚生年金会館のテニスコート脇の道路に投光器をつけて、舘分団総出で練習しているそうだ。大会は10月19日、怪我をしないよう最後までがんばってほしい。私もはやく全快して消防活動に参加したいところだが、なかなかそうもいくまい。若い新団員を入れるチャンスであるかもしれない。

前村さんと入れ替わるように、私の「第二のおかあさん」である住宅課の畑中京子さんが差し入れを持ってきてくださった。スパゲッティ・ミートソースとところてん、それにウニ、いくら、切り込み(塩辛)など。私の日記の中で、食事が満足にできないでいることを読んで、のど越しの良いものをわざわざ作ってきてくださったのだ。これが「母」ではなくてなんだろう。本当にありがたいの一言につきる。どれも美味いに決まっているが、特に切り込みは「京子オリジナル」で、最高の味である。

柳町課長からいただいたお花
夕食前になって柳町介護保険課長が来てくださった。「ここへ来る前に関所があった。」とかいいながら、お花のアレンジメントを抱えてきてくれた。課長には開発指導課時代にお世話になっている。最近デジカメを買ったそうで、その話題になる。実は私もといいながら、昨日届いたばかりに超薄型デジカメを見せびらかす。先日ここのHPの掲示板で、福田先生と昔の真空管時代の話で盛り上がっていた。

花の写真は「カードデジカメ」で撮影したもの。131万画素。やはりおもちゃの域を出ない。


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