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2009年01月25日(日)
YouTubeにまつわるスゴイ数字

『BRUTUS (ブルータス)』2008年 12/15号(マガジンハウス)の特集記事「I ♡YouTube」より。

(コラム「YouTubeにまつわるスゴイ数字、教えます」から)

【世界のネット人口は約10億人。その中でYouTubeを利用しているユーザーは2億8000万人、うちアメリカが7700万人、日本は1980万人。日本でのページビューは数は1か月で約15億。ユーザー数こそアメリカに負けるものの、月間1人あたりの利用時間はアメリカの51分を大きく上回り、日本は平均1時間14分13秒。日本は世界一のYouTube大国なのだ。ニールセンオンラインによると1回のアクセスにおける滞在時間は13分59秒と、Yahoo!の9分52秒と比べても約4分も長い。創業から14ヶ月でユーザー数1000万人到達という記録を持つYouTubeだが、収益や従業員数は現在非公開。唯一分かっているのは、トップの動画広告の価格。1日掲載して果たしておいくら? 360万円也。意外と安い? 創業から1年でGoogleに約2000億円で売却したITベンチャーのお手本企業。今後どのようなビジネス展開をしていくのか。ちなみに日本のGoogleはyYouTube買収以降、順調な成長を続け、現在利用者ランキング2位まで昇りつめた。】

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 ちなみに、【世界で1分間にアップロードされる動画は約13時間分。今あるすべての動画を見るには、約2000年かかる。】のだそうです。
 こうしている間にも、どんどん動画は投稿され、YouTubeの世界は広がっていっているのです。
 僕自身は見るだけで自分で動画を投稿したことは無いですし、「投稿経験アリ」という人は周囲にいないのですが(本人が黙っているだけ、という可能性もありますけど)、多くの人が、直接お金になるわけでも宣伝になるわけでもないのに、動画を投稿しつづけています。
 いわゆる「著作権違反の動画」についてかなり厳しい対応がなされるようになった際には、「これでYouTubeも(日本では)ダメになるのでは」という声もありましたが、実際は、(グレーゾーンの動画がたくさん残っているにせよ)YouTubeの「ひとり勝ち」状態が続いているようです。
 これらのデータを見てみると、日本人にもYouTubeを含む「動画サイト」好きが多いのだということがよくわかります。使用人口と平均利用時間をアメリカに比べると、コアなユーザーが長時間使っている、という状況なのかもしれません。僕はかなりいろんなものを観ているのですが、ちょっと高齢の人や日頃検索とメールしか使わない女性には、「YouTubeって何?」なんて聞かれることもありますしね。Amazonの便利さの話をしていて、「Amazonって何ですか?ジャングルの?」と怪訝な顔をされたこともったなあ。

 YouTubeの試験的サービスが開始されたのが2005年5月21日だそうですから、ここまで昇りつめるのに、わずか3年半しかかかっていません。
 一昔前の『Flash文化』を知る人間としては、「実写映像が(短時間でも)流せるYoutube」というのは、夢のようでもあり、なんでもそのまま流せてしまうので、かえって制作者の工夫や想像力が見えなくなって面白くない」と感じるところもあるのですけどね。