初日 最新 目次 MAIL HOME


活字中毒R。
じっぽ
MAIL
HOME

My追加

2006年09月10日(日)
『地球特捜隊 ダイバスター』を救え!

「日経エンタテインメント!2006.10月号」(日経BP社)の「特集・エンタ業界の大疑問100」より。

【Q5.民放でスポンサーのない番組があるって本当?

 本当。深夜帯や短いニュースなどは、スポンサーがつかないことがある。現在フジ系で放送中のバラエティ『FNS 地球特捜隊 ダイバスター』もそう。これは、特にスポンサーなしで成り立つ仕組みがあるわけではなく、途中でスポンサーが降りてしまったから。
 ”信子という名前は天然パーマが多い!”など面白ネタを調査するこの番組が、今も継続できている理由は2つ。1つは番組制作コストをスタッフの熱意で最小限に抑えていること。もう1つは視聴者の存在。着うた1日700ダウンロード、DVDは発売1週間で1万枚を超えるなど、熱烈なファンがついているのだ。番組制作スタッフ曰く「スポンサー募集は引き続きしていますので企業の方よろしくお願いします!」とのこと。
「アニメがバラエティ番組界に定着したら面白い」(スタッフ)という新しい試みもナイス。継続を望む。】

参考リンク:『FNS 地球特捜隊 ダイバスター』

〜〜〜〜〜〜〜

 僕も最初に偶然観たときには「なんだこの番組は?」と唖然としてしまったのですが、今ではほとんど毎回観ています、この『ダイバスター』。ちなみに、DVDも持ってます。しかし、深夜番組とはいえ、アニメの絵には使いまわしが多そうで動きもぎくしゃくしているし、お金かかってないなあ…と感じていたのですが、こういう理由があったのですね。そりゃあ、スポンサー無しではお金をかけたくてもかけられないのは致し方ないところです。 それにしても、スポンサーがいない番組は自動的に打ち切られると僕は思っていたのですが、こういうケースも稀にはあるということなのですね。深夜の「歌う天気予報」にそんなにスポンサーがつくというのは考えにくいし、テレビ局の「自主制作枠」みたいなのもあるらしいです。
 まあ、考えようによっては、文字どおり「視聴者が支えている番組」とも言えるでしょう。もちろん、いくら視聴者の支持があるとはいえ、こんなふうに「制作費テレビ局持ち」で番組が作れるのも、スタッフの熱意と深夜帯という時間の放送だからには違いないのですが。
 いくら反響はあっても、さすがにゴールデンタイムに同じことをやるのは、難しいでしょうから。
 うーん、でも、スポンサー側にとっては、いくら熱狂的なファンが多くても『ダイバスター』の視聴者というのは、ちょっと特殊というか、大企業にとっては、あんまりアピールするメリットがないかも……