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2005年07月14日(木)
火サスの人

日刊スポーツの記事より。

【2時間ドラマの代名詞的存在にもなっていた日本テレビ「火曜サスペンス劇場」が今秋、24年の歴史に幕を閉じることが13日、分かった。81年9月のスタート当初は、視聴率25%を超えることもたびたびあったが、ここ数年は10%台前半の視聴率が多かった。00年ごろから「サスペンスにこだわった番組制作は、時代に合わない」などと、終了が検討されてきた。後番組の詳細は決まっていない。
 四半世紀にわたり茶の間に親しまれてきた「火曜サスペンス劇場」が消える。すでにドラマの収録はしておらず、9月末で終了の見込み。10月以降は単発の2時間枠として残る予定だが、放送番組については現在、検討が進められている。
 同劇場は81年9月29日にスタート。82年7月27日放送の「松本清張の指」では、平均28・0%を記録するなど、高視聴率を連発してきた。真野あずさの「弁護士 高林鮎子」や、故いかりや長介さんの「取調室」など多数の人気シリーズを生み、主題歌でも「聖母たちのララバイ」(岩崎宏美)などを大ヒットさせた。79年スタートのテレビ朝日「土曜ワイド劇場」とともに2時間ドラマの老舗として固定ファンをつかんでいた。
 しかし、最近は10%台前半の視聴率が多く、内容のマンネリ化も指摘されていた。関係者は「数年前から、サスペンスに絞ったストーリー展開が視聴者に飽きられるようになった。2時間じっくりドラマを見て、謎解きを楽しむような時代でもなくなった」などと終了の理由を挙げている。
 背景には、日本テレビがフジテレビと展開する激烈な視聴率競争もある。日本テレビは一昨年まで10年連続で年間視聴率3冠(ゴールデン、全日、プライム)を達成。しかし、昨年は巨人戦中継の低迷などで3冠王をフジに譲った。今年はさらに苦戦続きで、ゴールデンタイムの4〜6月期平均視聴率で、テレビ朝日、TBSにも抜かれ4位となった。
 「王者奪回」が同局の至上命題で、今秋には大幅な番組改編が予想される。「火サス」もその波にのまれた形だ。4月には「速報! 歌の大辞テン」「摩訶! ジョーシキの穴」などが終了している。】

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 いつのまにか、24年間も続いていたんですね、この「火曜サスペンス劇場」って。僕がまだ子供のころに、この殺伐とした番組(そりゃあ、「サスペンス」ですから、みんなが仲良く平和に終わる話というのはないわけで)で使われていた「聖母たちのララバイ」が大ヒットしたことくらいしか記憶になくて、正直、まともにこの番組を観た記憶というのはほとんどないのですが、まあ、それなりに人気があるから続いているのだろうな、とは思っていましたけど。
 でも、「火サス」を観ている視聴者像というのは、いまひとつイメージが湧きにくいような気がします。ほとんど観ていない僕のイメージでは、内容も出演者もワンパターンだし、逆に、よく今まで続いてきたものだなあ、と。「ドラマ不況」の時代ですから、各局の連ドラでも、視聴率が10%台前半なんていうのは、ゴロゴロしていますしね。
 むしろ、「2000年くらいから終了を検討していた」にもかかわらず、よくこの2005年まで続いたなあ、という感じです。
 しかしながら、実際に終わるとなると、ああいうマンネリズムというのは、それはそれで惜しいような気もします。単発の2時間ドラマだからこそ、味があって、いい役者さんなんだけど、連ドラで主役にするには、ちょっと視聴率的には…というような人が主役として渋い演技をみせてくれたりしていたのも事実ですし。
 まあ、これだけDVDが普及して、好きな映画がいつでも借りたり買ってこられるようになり、ネットなどのライバルもいるなかでは、2時間ドラマというのには、その役割を終えつつあるのかもしれませんね。だいたい、2時間テレビの前でじっとしているのって、よっぽど気になるスポーツ中継か、映画を観るときくらいで(実際は、映画を2時間じっと観るというのは、自分の部屋ではすでにけっこう辛いのですけど)、これだけ「できること」が多すぎる時代になってしまってはねえ…
 もしかしたら、現実の事件のほうが、よっぽど「サスペンス劇場的」になってきているからかもしれないけれど。