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2002年02月14日(木)
2002年2月14日。

Yahooのニュース速報より。

シンガー・ソングライター谷村有美(36)がアップルコンピューターの原田永幸社長(53)と今春結婚することが14日、明らかになった。所属レコード会社がこの日、発表した。2人は知人の紹介で知り合ったが、夫が一般人で企業家であることから、詳しいなれそめなどについては公表しないという。結婚式についても限られた身内で執り行われる。
 結婚について谷村はこの日、ファクスで「とても明るい気持ちで決心することができました。ファンの皆さまにご報告できることをうれしく思っています」と喜びのコメントを出した。

 谷村は、87年「NOT FOR SALE」で歌手デビュー。直後からかわいらしい顔立ちと、軽やかで伸びのあるハイトーン・ボイスで注目を浴び、現在までに27枚のシングル、14枚のアルバムを発売している。音楽活動に励む傍ら、ラジオパーソナリティーやエッセーなどの執筆活動にも積極的に取り組んでいる。
今後については、本人の意向もあり、家庭を最優先した活動を行っていく。

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「タニムラ、結婚!」というこのニュースをみて、まず思ったことは「まだ結婚してなかったのか…」ということ。あと、もう36歳なのか…ということでしょうか。現30歳の僕にとっては、谷村有美は、ほんとに等身大の憧れのアーティストで、コンサートにも2回くらい行った記憶があります。
ちょうど大学くらいのときに、全盛期だったんですよね、彼女。
頭のいい、気さくなお姉さんといった印象のラジオのパーソナリティと高くて、聴いててフニャっとなってしまうような特徴的な声。
名曲「Tonight」で涙したこともありました。
「元気出してソング」の旗手のひとりとして、同世代の渡辺美里や永井真理子などと比較されていましたが、僕の当時の感性では、渡辺美里らが、高圧的というか、押し付けがましい励ましソング(ファンの人すまん)と感じられたのに対し、谷村有美の歌には、(いろいろあるけど、でも)がんばるしかないんだ。っていう地面から太陽に向かって伸びようとする花のような強さとはかなさを感じていたものです。
かなり長い休養期間があって、最近復帰したときに年齢相応の「大人の歌」を歌おうとしてもがいてる姿は、観ていて痛々しい印象がありました。
今回の結婚となんらかの関連があるのかはわかりませんが。

愛に年の差は関係ない!とか言いますが、相手の方の社会的地位や年齢など、突っ込まれやすい状況(おそらく、まったくオールクリーンというわけではなさそうですね、記事のニュアンス的にも。そうでなければ結婚するのに「決心」という言葉を使わないと思う)。
それでも、周囲に反対されながら結婚する姉をみるような気持ちで、彼女の幸せを祈りたいと思います。20代前半の多感な時期に僕を支えてくれた彼女の。
しかし、これから旧譜を耳にするたびに「アップルの社長と結婚した」という前置詞が頭に浮かぶのは、ちょっと憂鬱ではありますね。