ぴよの映画めった斬りコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2007年11月20日(火) ナンバー23

監督:ジョエル・シューマッカー
出演:ジム・キャリー
    ヴァージニア・マドセン
    ローガン・ラーマン、他
オススメ度:☆☆−


【あらすじ】
動物管理局に勤めるウォルターは、妻と息子に囲まれ平穏な生活を送っていた。2月3日の彼の誕生日にたまたま古本屋で見つけたのだと妻から「ナンバー23」というタイトルの本をプレゼントされた。それはある男の残酷な物語だったのだが、読み進む内にこの物語の主人公が自分の生い立ちに酷似している事に気付く。物語の主人公は「23」という数字に翻弄されるのだが、ウォルターは自分の人生も全てが「23」に絡んでいると気付き驚愕するのだった。


【感想】
シューマッカー監督+ジム・キャリー主演の新作スリラー(サスペンスやミステリーではない、と思う)
脚本は本作がデビュー作だというファーンリー・フィリップス。そのオチが余りに完成度が高いので、映画を見る前に読ませる訳にはいかないとノベライズ本が発売禁止になったとか・・・エライ物々しいですな。

さて、いきなり上に書いてるんですが、
本作のカテゴリ、見る前は「衝撃的サスペンス・スリラー」という気持ちで見ていたのですが、見終わってから考えるとそれほどサスペンスやミステリーという感じはしませんでした。だから単なる「スリラー」かな?って。

要するに、映画の中盤でオチが予想付いちゃった(てへ♪)

ミステリー好きだったら(そうじゃなくても?)ほとんどの人が途中でオチわかっちゃうと思いますよ。
だからウォルターが本に書かれていなかった「第23章」を見つけた時に、本当だったら「ええー!マジでー!」と思わなくちゃいけないんだろうけど・・・「まあ、そーだろうね。それしかないわねぇ」位の冷めた目で見てるじゃないですか(苦笑)
あんまり「オチが途中で判る」って書き過ぎると、これから見る人も大体オチのパターンを予想して、察しの悪い人すら気付いてしまうかもしれない・・・うーん。この感想は映画の鑑賞後にお読み下さい ←って今頃書くなよ(^-^;

ジム・キャリーが、もしかしてコメディ路線から本気で脱却したいのか?今回シリアスな役を演じています。
でもやっぱりジムファンだったら「いつ面白い顔してくれるのかなぁ〜♪」位は期待しちゃうじゃないですか(笑)
本当に今回はシリアスでしたよ。でもそれじゃージムを起用した意味がないと思ったのか?ウォルターというキャラは皮肉屋さんと言うかおどけてみせるセリフが所々にあって、抑え気味ではあるもののジムらしさは出ています。

でもね、ちょっと「23」に絡めるのが強引過ぎますね。
「ピンク色は〜」なんて言い出した時は、「んな事言ったら他の色も23になる組合せが死ぬ程あんだろ?」って誰もがツッコミ入れまくると思いますよ。
まあ観客がツッコミ入れなくても、ウォルターの嫁が「そんな事言ったら例えばその数字が150だったとしても強引にこじつけるんでしょ!」と、劇中で既にツッコミ入れてました。ええ。本当におっしゃるとーりで(苦笑)

あと、あの「ブス犬ちゃん」ね。(^-^;
怪しさ爆発なんだけど、ブス犬ちゃんの存在意義って何?ここの部分だけ妙にファンタジー入ってて萎えますよ。
どうしてブス犬ちゃんはある墓だけに固執していてウォルターを誘導するのか?という理由の説明はありません。
個人的にはブス犬って好きだからいいんだけどさー(よくないって!)、もう少し何か犬があの墓に固執する理由が劇中に提示されていれば(生前飼われていた、小説にも犬が登場する、等)まだ納得も出来たんですが。

ああ、もう1つ「吠えポイント」が・・・主人公、本読むの遅過ぎるから!(笑)
あんな薄っぺらい本、数時間で読めるだろっ!嫁だって先にサクッと読了してるじゃねーか!ええ加減にせいっ!(^-^;

と、そんな訳でツッコミどころ満載なんですが(薄涙)
オチさえ予想付かなきゃ結構ドキドキさせてくれる作りにはなってるんじゃないか?という気はするんですよ。途中で本の作者探しのヒントを得て郵便局に張り込む辺りのシーンなんて結構ワクワクしましたし。えぇ。
でも絶対にB級なんだなぁ。基本的にこのオチってミステリーとしては既に使い尽くされた「禁じ手」だと思うし。

ジムのファン、それから「自分は察しの悪さでは誰にも負けない!」という方、自己責任でお楽しみ下さい(苦笑)








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