ぴよの映画めった斬りコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2007年11月16日(金) スマイル 聖夜の奇跡

監督:陣内孝則
出演:森山未來
    加藤ローサ
    田中好子、他
オススメ度:☆☆+


【あらすじ】
怪我でプロのタップダンサーになる夢が絶たれた修平は、恋人・静華がいる北海道ににやって来てプロポーズした。ところが静華の父親は結婚の条件として、父親がオーナーをしている少年アイスホッケーチーム「スマイラーズ」の監督になって全道大会で優勝するように言い渡すのだ。ところが「スマイラーズ」は公式試合で1度も勝った事がない弱小チーム。ホッケー未経験の修平は奇抜なアイディアでスマイラーズをまとめ上げようと必死になるのだが・・・


【感想】
陣内孝則氏2作目の監督作品。
自身のご子息がアイスホッケーをされているそうで、ご子息の試合を見に行ってアイスホッケーにハマり、是非本格的なアイスホッケー少年の映画を撮りたいと企画されたんだそうです。

映画導入部分のアプローチは、児童心理学を勉強していたアイスホッケー未経験の男が、恋人の父親から彼女との結婚を許してもらう条件として弱小アイスホッケーチーム「スマイラーズ」の監督を務めて、全道大会で優勝させるというミッションをもらうというトコロから始まる訳ですが・・・

ホッケーチームの監督をする事になったホッケー未経験の男が繰り広げるドタバタラブコメディかと思いきや、いざ主人公の修平が監督になってからは「スマイラーズ」の子供達の話が中心になって行きます。
特にスマイラーズのエース「昌也」少年と、東京から引っ越して来たフィギュアスケートをする少女「礼奈」との淡く切ない恋が柱ネタになっていて、その他のチームメイトそれぞれの家庭の事情などを細かく挿入し、更に礼奈がお約束の病気になって、病気の礼奈の為にスマイラーズは一丸となって全道大会で優勝を勝ち取るぞ!と奮起する、と。

まあ、ベッタベタですね。とにかくウルトラ超ベタなネタ。(^-^;

陣内監督らしい小ネタギャグが随所に挿入されてますが、コレもベッタベタ。しかもいささかセンスが古い?(苦笑)
見ていて不快な訳じゃないけど「ちょっとベタ過ぎてドン引きかも・・・」と思う位のベタ度でしたが、意外な事にこの古典的ベタギャグは森山未來クンのキャラに程よくマッチしている感じ(笑)

スマイラーズの少年達は、実際にアイスホッケーをしている少年300人からオーディションして選んだと言う全員がド素人の子供達ばかりだったそうですが、少年達の演技も多少セリフが棒読みっぽいトコロもあったものの違和感を感じる程のものはありませんでしたね。むしろ「素人にしちゃー演技上手いじゃねーか」位は思えます。
特に昌也を演じた子は顔もイケメンだし華がある。彼は本作をきっかけに今後タレント活動をする事になったようですが、もしかしたら将来人気の役者さんになったりする可能性もあったりして?

笑いあり、恋愛あり、スポコンあり、家族愛あり、友情や仲間の絆あり、病気ネタあり、感動あり、涙あり。とにかく何もかも全部詰め込んで一括りにして見せちゃっているので、面白くない訳ではないんですが・・・パンチは弱い。
判っちゃいたけど優勝決定戦のラストはやっぱり出来過ぎですしね。でもヒロインのその後の展開がサプライズと言えばせめてものサプライズとも言えるのかな?

本当にネタも展開もベタベタなので「安心して楽しめる」と言えばその通り。
逆に「ありきたり過ぎて先読み出来るからつまんねー」と思っちゃったらハイ、それまでよ(苦笑)
個人的にはたまたまですが「Little DJ」の次に見たのが本作だったので、ネタが被り過ぎてて「またこの病気かよ。これ以外に病気ネタってないのかよ」と食傷気味になってしまい、本作は多少分が悪いな〜という感じですか。(^-^;







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