ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2007年07月18日(水) 傷だらけの男たち

監督:アンドリュー・ラウ
出演:トニー・レオン
    金城武
    シュー・ジンレイ、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
ヘイとポンは上司部下の関係ながらお互い信頼し合う刑事同士。ところがポンの彼女が自殺した事がきっかけでポンは警察を辞めて私立探偵となり、酒浸りの生活を送るようになる。一方ヘイは富豪の一人娘と結婚し順風満帆な生活を送りながらもポンとの友情を育み続けていた。ところがヘイの義父(妻の父親)が強盗殺人事件で惨殺される。犯人は仲間割れで殺し合って事件は解決したに見えたが、事件に疑いをもつヘイの妻はポンに事件の捜査を依頼する。


【感想】
「インファナル・アフェア」のスタッフが再集結して作った最新作。
既にハリウッド・リメイクが決定していて、更に本作のリメイクも「インファナル〜」同様ディカプリオが主役を演じるという所まで決まっているそうです。ディカプリオは香港スターに憧れてるのか?え?違うか(^-^;
ディカプリオはどうだか知らんが、ぴよは香港スターが大好き♪本作は「トニー様×金城クン」というダブルネームだけで鑑賞は決定していたのですが・・・それにしても、このB級臭プンプンの邦題は何とかならんかなぁ(薄涙)

そんな訳で、キャストだけで上記のオススメ度はググーン☆と上がる♪←をい
いやいや流石インファナル〜のスタッフの新作だと思いましたよ。よく練れた脚本の人間ドラマでした。

本作、いわゆる「犯人当て」のサスペンスではなく、犯人は映画序盤で観客に思いっきり見せちゃって、どうして犯人は殺人を犯すに到ったのか?という理由を探る部分がサスペンスになっています。
それだけではなく、人間ドラマとしての大きな柱がある。余り詳しく書くとサスペンス部分のネタバレになってしまうので難しいんだけど・・・要するに「愛する人を突然喪った人」の生き方・生き様を全く対極パターンで見せる事で悲哀と再生を描いているという感じですか・・・うーん。コレもネタバレになってるな。マズイ(^-^;

序盤シーンからかなり細かく伏線シーンが出てきます。
更に言うと似たり寄ったりの名前が何人も登場するんだけど、コレが超重要なオチの大切なヒントになっているので、とにかく鑑賞中は最初から画面に集中してシーンも字幕も見逃さないようにしなければいけません。
まあでも名前ネタに関しては・・・字幕にご丁寧に傍点が付いたり、ある名前が出てきた所で「ジャジャーン!」みたいな凄い判り易い「はい!ココめっちゃヒントですからご注目ぅ〜♪」というBGMが流れるのでアホでも気付きます(苦笑)

犯人の殺害理由は何となく見ている内に「ははーん」と判ったのですが、それをどうやって犯人と結び付けるんだろう?という部分が一番個人的に気になっていた所なんですが、コレがまた脚本練りまくりましたねー。
本当に良く出来ています。と言うか余りに緻密過ぎて(伏線が細か過ぎて)よっぽど集中して見てないと、もしかしたら訳が判らなくなってしまうかもしれません。

ま、ぴよはトニー様と金城クンに夢中だったのでスクリーンに集中しまくりで、お陰で全ての伏線がオチにキレイに収束していく様子には溜息を付きながら「スゲーわ。コレは・・・」とご満悦だったんですがね♪

それにしても残念なのが、ポンが再び生きる気力を得るきっかけ?を作るキャンギャルとの関係の描き方かな。
そもそもこの彼女がとにかく可愛くない。安っぽいメイクと古臭い髪型で「誰だよ、このブス」と思ってたら、なんと後でキャスト調べたらスー・チーちゃんじゃないですか!どうすれば彼女がここまでブスに撮れるかっ!(怒)
インファナル〜の時も思ったんだけど、この製作チームは骨太な男のドラマと哀愁等を見せるのには非常に長けていると思うのですが、女性絡みになると途端に見せ方がヘタクソになりますね。

今後もこの製作チームの作品には期待したいですが・・・本作のハリウッド・リメイクではもう少し女性絡みの描き方を工夫してもらえると、もっともっといい作品になるだろうと思いますネ。リメイク版も大いに期待しちゃいます♪








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