ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年10月27日(木) エリザベスタウン

監督:キャメロン・クロウ
出演:オーランド・ブルーム
    キルステン・ダンスト
    スーザン・サランドン、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
長年情熱を注いで来た新しいシューズの企画プロジェクトが大失敗。返品が相次ぎ、10億ドルもの損害を出したデザイナーのドリューは責任を問われて解雇。更に6日後には雑誌に全てドリューの責任であると発表される予定、加えて恋人は去っていく・・・6日後に世間の笑い者になるくらいなら、と自殺しようとした所に追い討ちをかけるように「突然の父の死」の連絡が入る。失意の中、父の故郷ケンタッキー州エリザベスタウンに出発するドリューだったが・・・


【感想】
「あの頃ペニー・レインと」「バニラ・スカイ」のキャメロン・クロウ監督最新作。
と言うよりも「オーリー(オーランド・ブルーム)」主演最新作と言った方が世間的認知度が高いかなー?
予告編を見た段階でちょっと「うるっ」と来ました。つーか、明らかに予告編が「泣かせ」を期待させる作りっすよね。

・・・という書き出しで、その後何が言いたいのか大体想像付くでしょうが(苦笑)

非常に出来のいい予告編です!・・・って、いきなり予告編の感想書いてどーするよ?<自分
まあ、要するに全く「泣かせ映画」ではありません。この映画を見に行きたいと切望するであろう女性層を刺激する為に、予告編は非常に上手くフィルムを繋いで「失意のオーリーとキルスティン・ダンストの恋愛絡みが柱のヒューマン泣かせ映画」というのを演出していますわね。

すごくいい言い方をすれば「ほのぼの癒し映画」って感じなんですが、雰囲気は良くても伝えたいモノがストレートにズシンと来ないので、結局何が言いたいんだかよくワカラナイ「謎の風味の作品」になってしまいました(^-^;

父親の友人達(田舎の朴訥でちょっとおせっかいなよくあるタイプの人達)との交流や、ポジティブシンキングが信条!という勘違いストーカーの(こらこら)スッチーとの恋愛、長年確執のあった母親と父の故郷の人々との氷解、スッチープロデュース@ドライブツアー等をタラタラと見せながら「後は観客の皆さんで、自分の心に響くモノを探してください」てな具合で放り出されてしまうという、非常に不親切な作りの作品です(苦笑)

このまったりした作りに「アタシもオーリーと一緒に癒されるわぁ〜ん♪」と同調出来る人には最強ですが、何が言いたいのかよくワカラナイ、結局新しい彼女候補が現れてウキウキしてるだけやんか・・・等と冷めた目で見てしまった人には、非常に辛く痛い作品になってしまうであろうと思われ。
ちなみにぴよは「痛い」とまでは思わなかったが、少なくとも感動はしなかったし泣けなかったし面白くもなかった(^-^;

「そもそも10億ドルの損失って・・・それで会社の経営危機って言うなら、デザイナーじゃなくて経営者がアホって事やろ」
「客の隣に座り込んで客の迷惑も顧みずお喋りするキャビンアテンダントなんてクビだ!クビッ!」
「町中から嫌われてたオカンが受入れられるきっかけは・・・夫の葬式の席で下ネタで沸かせたからっすか(涙)」
「音楽にこだわりがあるのはよーく判るけど、こういう使い方で“音楽にこだわり”って言われてもねぇ〜(溜息)」

・・・等とツッコミを入れてはいけません。(^-^;
そういう無意味なツッコミをする人は、この映画の見方を完全に間違えてしまったという事です。
もっと言うと、ぴよは完全にこの映画の見方を間違えてしまったよーです(をい)


映画を見終わった後、この映画の正しい鑑賞方法を友人が教えてくれました。
「オーリーの顔のアップシーン登場比率が高ければ高い程、満足度は高い」
「って言うか、オーリーさえ出てれば100点満点決定♪」・・・だそーです。

ナルホド。だとしたら本作は間違いなく☆5つ決定!少なくともオーリーファンなら必ず満足出来る!!(笑)








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