ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年09月30日(金) メゾン・ド・ヒミコ

監督:犬童一心
出演:オダギリジョー
    柴咲コウ
    田中泯、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
ゲイである事を告白し母子の元を去った父・ヒミコを許せずにいる沙織の元へ、ある日父の恋人・春彦がやって来た。ヒミコが末期癌で余命いくばくも無く、ヒミコが作り自らが余生を過ごしているゲイ専用老人ホームに来て欲しいと言うのだ。
法外なバイト料を春彦から提示され、3年前に亡くなった母親の入院費で借金を抱える沙織はしぶしぶ父ヒミコが作ったという老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」に足を運ぶのだが・・・


【感想】
「ジョゼと虎と魚たち(2004.1.16鑑賞)」の犬童一心監督と渡辺あや脚本のゴールデンコンビが、再びタッグを組んで製作された最新作。「ジョゼ〜」がかなりツボに来たぴよが見逃しては行けないっ!!
ヒミコの若き恋人役にオダギリジョー君。コレも見逃してはいけない重要な要素でしょう!
・・・でも柴咲コウちゃんが実は苦手。もっというとかなり嫌い・・・困ったなー(をい)

柴咲コウちゃんがあまり好きではないのですが、この「沙織」という役はかなりハマリ役だと思いましたね。
彼女の顔って、こーいう性格キツくて意固地で感じ悪い女の役がすっごーく似合う♪←ファンの方、読み飛ばしましょう
それよりオダギリジョー君だよ!どーしよう!キレイ過ぎる!!
もっさりした無精ヒゲ生やしてるんだけど、それがまた恐ろしくセクシーだよ!夢に出そうだよ!ってか出てくれよ!!

さて、
話自体はかなり「狙った感」がありました。
静かな展開とゆるいエピソード。物凄くこだわったセットが美しく、ゲイ達のコミカルな様子も磐石。
途中ちょっとダレダレになる感じがあるんだけど、見終わった後は「途中ダレるのも、この優しく心温まる静かな話にとてもよく似合ってて、最終的にはまったりした雰囲気がとてもステキですネ♪」くらいはほとんどの人が言いそうな感じ。

ぴよは「ちょっと狙い過ぎなんちゃうん?」と思っちゃいましたが、大抵の人にはウケるハズ。(^-^;

父を許せないで罵倒する沙織に向かって、当の父ヒミコは静かに言う・・・「あなたが好きよ」と。
ウマイなぁ〜。こりゃーズシンと来るだろ。絶対に暖かい交流など望めない父娘の関係だけど、それでもやっぱり切っても切り離せない愛があるのが父娘の関係。
「あなたを愛してる」じゃなくて「あなたが好きよ」ってのがまたいいんだよな。
取ってつけたよーに「愛してる」を連発されるより、「好き」という言葉の方がずっと素直に心に響くという不思議。

凄くいいなぁ〜と思ったんだけど、でも何故だかぴよのツボには入らなかったんですわ。(^-^;
どうも中盤のダレダレエピソードを見てる辺りから「こりゃー明らかに『ラストは静かに心に響く系』を狙ってるよなー」と斜めに見始めちゃいましてね、そしたら思ったトーリ「うん。こりゃー映画通とか邦画通好みする作りでしたナ」というキレイなオチとシメになっちゃったという感じか。

どーやら沙織ぢゃなくて、ぴよの方がよっぽどひねくれて意固地なタイプだったよーです(涙)
最近「まったり邦画」が増えて来て、ちょっと飽きちゃったのかもしれません。ぐぅ。








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