ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2004年07月19日(月) 隣のリッチマン

監督:バリー・レヴィンソン
出演:ベン・スティラー
    ジャック・ブラック
    クリストファー・ウォーケン、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
ティムとニックは隣同士に住み職場も一緒の大親友同士。慎重派のティムは妄想(空想)癖の激しいニックの事を心配するけどニックはお構いなし。またいつもの空想と思い付きで「犬の糞を消す薬」の研究に投資しようとニックは言うが、ティムは馬鹿馬鹿しくて相手にしなかった。
ところがこの「犬の糞を消す薬」が商品化されて大成功。ニックは大豪邸に住む大金持ちになったのだ。今までと変わらずティムに接する能天気なニックだが、ティムは内心面白くない。そんな時に事件は起こった・・・


【感想】
機内上映のラストはベン・スティラー&ジャック・ブラックが共演のコメディ。
日本では公開の予定がないみたい?邦題も現時点で調べたトコロでは付いていないようです。噂によると今年8月にDVDが発売になるそうですので、その時に邦題が付いていたらタイトルを変更させていただきますので悪しからず。

タイトルの「ENVY」とは「嫉妬・ねたみ」等の意。
それまでずっと立場も生活レベルも一緒だった大親友の関係が、片一方が成功した事でバランスが崩れる。しかもその成功したネタというのが、話を聞いた時は内心小バカにしていた話だったりするから尚更面白くない。
空想癖の激しい能天気なニックをジャック・ブラックが、そして親友につまらない嫉妬をした事からとんでもない事件を引き起こしてしまう小心な男ティムをベン・スティラーが演じています。なかなかこの配役はハマってると思うな♪

とにかく超ド級のB級おバカ映画です(←いきなり吠え)
こりゃ〜日本で公開されなくてもしゃーないか・・・と溜息が出てしまうくらいのバカバカしくて下らないコメディ(笑)
ティムが何をやっても空回りして行くというパターンも王道過ぎるくらい王道ですし、ニックのキャラもジャック・ブラックがピタリとハマっていて磐石です。
が、主人公2人のキャラクターにぴよはそれ程の魅力を感じなかったのよネ(^-^;

この映画の「影の主人公(なんぢゃ、そりゃ。笑)」は、何と行ってもクリストファー・ウォーケンでしょう!
ウォーケン様、この作品で栄えある「ラジー賞」にノミネートあそばされたそーですが、さもありなん!の怪演です(笑)
ティムが腐って酒場で飲んだくれてる時に出会う謎の浮浪中年役で登場するのですが、何とも訳のワカラナイ役ドコロで、親切なんだか小ずるいんだかよく判らない・・・「小悪魔」というには余りに可愛げがないけど(こらこら)、何か憎めない狡猾な男を演じています。

前作「ランダウン(2004.6.2鑑賞)」で謎の言葉「ウンパルンパーッ!」を発して死んで行くというマヌケなキャラを生き生きと演じていましたが、今作もランダウンに引けを取らないバカバカしいクライマックス!もう腰砕けまくりです(苦笑)

ちょっとマジメに話の展開を考えると(ってマジメに映画感想書いた事なんてあったっけ?苦笑)
最初の「犬の糞を消す薬」に比べて、映画のシメに使われるネタのインパクトが薄過ぎるんだよね。犬の糞を消す薬で一発当てた後に思い付く商品としては余りにショボ過ぎる。
そもそも現実にあり得ない、商品化出来る訳のない「犬の糞を消す薬」の存在が映画としてOKなんだったら、思いっきりあり得なくても「もし世の中にこんな商品が存在したら絶対に売れる」という商品をシメに持って来なくてはダメだと思うのよ。
ま、どーせ誰も見ないよーなバカ映画の商品企画をここで熱く語っても意味ないんすけどネ(をい)

「親友の定義」とか人の心の浅ましさを皮肉ったなかなかブラックユーモアの利いた作品だとは思いますし、コメディらしい爽やか(謎)なオチも誰が見ても納得出来る磐石な作りだろうとは思いますが・・・根本的に「面白くないコメディ」ってのはどーしよーもありませんや(どひー!)

B級おバカ映画好きにはたまらない作品ですわなぁ〜♪
ぴよは結構こーいう作品って好きなんですけどネ(って散々吠えて今更何を言うか<自分)

しかしながら、やっぱりコレは公開しても興行収入が見込めるとは思えず・・・やっぱDVD化で正解でしょ(爆)








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【後記】

感想UP後、ウォーケンファンの方から2点ご指摘が。


1. ウォーケンがラジー賞にノミネートされたのは本作ではなく「Gigli(ジッリ)」「カンガルージャック」である事
2. 8月にDVD発売されるのは本作ではなく「Gigli」である事

全然違いますがな。
なので本作は今後日本で劇場公開される予定(かもしれない?)
ちゃんと下調べしなくちゃダメですねぇ<自分

本当は上の感想も事実に即して大々的に書き換えようか随分悩みましたが、せっかく書いた内容を今から書き直すのも感じ悪い?と思ったのでそのままにして、【後記】という形で訂正させていただきます。
この感想を読んで混乱してしまった方がいたら、お詫び申し上げます。ごめんちゃい(涙)

(追記:2004.7.30)



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【後記・2】

本作の邦題が「隣のリッチマン」だと判明しましたので、原題の「ENVY(エンヴィ)」から変更させて頂きました。
ちなみに本作は劇場公開しないで、いきなりDVD発売だそーです(やっぱりな・・・苦笑)
DVD発売予定日は2005.4.20.

(追記:2005.3.27)




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