ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2002年11月17日(日) マイノリティ・リポート

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ
    コリン・ファレル
    サマンサ・モートン、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
2054年ワシントンD.C 最新テクノロジーにより凶悪犯罪を未然に防ぐ「犯罪防止局」が設置され、犯罪者はその犯行を犯す前に逮捕される事によって都市の犯罪は激減していた。ここで働くチーフ捜査官「アンダーソン」はこの完璧なシステムを信望し、忠実に任務をこなす有能なスタッフだった。
ところがある日、その犯罪予防システムがアンダーソンを未来の犯罪者としてリストアップして来た。しかも自分が殺すと予想された相手は全く面識もない相手だ。何故自分が?・・・アンダーソンは犯罪防止局に追われる身となりながら、パーフェクトだと信じ続けたこのシステムの、実は裏に隠された「少数報告(マイノリティ・リポート)」の存在を知り、その謎に迫って行く・・


【感想】
スピルバーグとトム・クルーズがタッグを組んだ!って事で、非常にマスコミが賑わしい新作!
でも本国アメリカでは結構酷評された・・・なんて噂もちらほら耳に入って来てますけどね(^_^;)

予告編見る限りではすっごいCG+アクションの連発か!って思わせてるけど、実はアクションシーンはそれ程スゴイものでもなかったりして(苦笑)まあはっきり言って見せ場のアクションシーンは全部予告編でダイジェストに見せちゃってるねぇ〜って感じっすけど(^_^;)
でもCG技術はさすが!近未来(設定が52年後ってのがこれまた妙にリアリティあるよな)のワシントンD.Cの町の様子から犯罪防止局の内部、網膜識別システム、それからアンダーソンの自宅の様子なんてかなり細かく設定されてて、こーいう小細工ってスピルバーグ好きだよなぁ♪って楽しませてくれるね。

ぴよがまず言いたいのは、この映画を「黒幕探しのサスペンス」だと思って欲しくないって事。
もちろんそれが柱なのかもしれないけど、はっきり言って黒幕が誰なのかはかなり前段階で予想がつく(笑)
この映画の面白さは「黒幕探し」部分よりも、そこに到達するまでにある数々のエピソードに対する伏線のきめ細やかさにあるんじゃないだろーかと。

映画の冒頭から中盤までに、はっきり言って「ちょっとダレる」エピソードが細かく入るんだけど、これをただの場繋ぎだと思わずにきちんと見て欲しいんだ。後々「あぁ、あのシーンはここに繋がる訳か!」とちゃんとオチ?が付いてて、なかなか手の込んだ脚本になっていたと思った。
だからはっきり言うけど、予告編で見せてくれる(そして数少ない)スリリングなアクションシーンは、逆に「一応映像的に見せ場作っとかなきゃ観客が怒っちゃうよねぇ?」てな感じで、とりあえず放り込みました的な印象がなきにしもあらず(苦笑)
ここら辺りがアメリカでの酷評に繋がってしまったんではないかと。

トム・クルーズの新作!って事だけが騒がれてる感じが強いけど、ぴよはトムよりも犯罪予防システムのプリコグ(予知能力者)の1人「アガサ」役を演じたサマンサ・モートンを評価したいね。彼女の役ドコロはかなり難しかったと思うけど、映画のイメージを壊さずにきちんと役を演じ切っていたと思う。

この映画はオリジナル脚本ではなくて、原作があるそうですが(もちろん原作未読っすー)原作が読みたくなったね。
話がかなり入り組んでいて難しいけど、相当手が込んでて面白いと思った。

が、話自体が面白いからといって、それを映像化して必ずしも「絵で見て楽しめる作品」になるとは限らない。
そういう意味ではこの映画は決して「成功した映画」だとは残念ながら言い難いと思う。


でもね、
ぴよはオチを知った今でも「もう一度見て、見落としたかもしれない細かい部分をチェックしたい!」と思ったよ。
完成度を問われればいささか問題のある作品ではあるけど(苦笑)ぴよはこの映画はかなり面白いと思った!






 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加





 < 前の作品  INDEX  あいうえお順INDEX  次の作品 >


ぴよ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加