親の有り様とは


2004年07月15日(木)
今日は8時前起床。
朝起きても目の疲れを感じるのは、パソコンの見すぎか?

出かける前、弟の進路についての母親に話を聞いた。
実は昨日、弟の進路について三者面談があったのだけど、
昨夜は帰ってきた時間も遅くて、話を聞く機会がなかったのだ。

自分の時もそうだったけど、うちの親は基本的に放任主義。
それゆえ弟の進路についても、本人の希望を優先で、
弟も自分の目的に適合する進路に向け、既に照準を合わせている。
なので、三者面談でも進路は任せていると、何も言わなかったそうだ。
すると、担任の教師が「本当に御意見は無いんですか?」と、
逆に意見を促してきたらしい。

どうも、他の親御さんは子供の進路に子供以上に御執心のようで、
「●●大学はどうなんでしょう?」とか、聞くのがザラで、
聞き手もうんざりするくらい聞いてくる親もいるらしい。
それでも意見が無い旨を親が言ったところ、担任の先生は
「考え方が柔軟なんですね…海外に住まわれたことでもあるのですか?」
と、聞いてきたらしい。我が家は海外に住んでいたことなんで、勿論無い。


親の教育方針に全て賛成…ではないけれど、
大学受験に対する態度は、自分はほぼ賛成している。
自分も、弟から聞かれたりした時は答えるけど、
自分からあそこにしろとか、ここにしろとかは言わないようにしている。
むしろ、進路をあーだこーだという親のほうが、自分としてはわからない。

大学受験をして、大学に行くのは受ける本人だし、
学部によっては将来の進路が絞られてしまうのだから、
あくまで優先すべきは本人の将来・目標に沿った進路だと思う。
親のすべき事は、子供の進路を自分が決めることよりもまず、
子供が自分の目標を抱ける、将来を描けるような環境・機会を作る事では。
にも関わらず、必要以上に子供の進路に介入してくる親は何のつもりなんだろう。

「有名大学じゃないと将来が不安」
「親としては少しでもいい大学にいって欲しい」

親は子供がいい大学に行って満足でも、
子供はそれに満足するかは全く別の問題だし、
「有名大学だから…」ってのは、幻想だろう。
有名大学じゃなくても、成功した人はいくらでもいるし、
以前ほど、大学間の格差はなくなっている気がする。

「家業を継いで欲しいから、何々学部を…」

例えば自分が医者だから子供も医者…って、
それを無下に子供に押し付けるのは、違うと思う。

もし、自分が医者で子供を医者にしたいのなら、
子供が自発的に医者になる事を志すように、
医者と言う職業の何たるかを、志すに値するものかを
幼い頃から子供に対して身をもって示していくべきだろう。
大学を受ける段になって、子供に医者を志望してほしい…というのは、
些か都合がよすぎるような気がしてしまう。


なんだか長々と書いてしまったけれど、
言いたいのは結局、子供の意見を第一に。ということです。

こういう事に対して納得できない方だって当然いるだろうと思う。
「親になった事のない人に何がわかるの?」みたいな。
確かに自分は親になった事は無いけれど、子供になった事はある。
そういう立場から意見を述べても、ありじゃないでしょうかね?

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今日も学校帰り、雨に降られてしまった。
やむなく、地元の図書館で本を読みつつ時間をつぶして、
1時間くらいたってから雨が止んだので外に出た。
すると、バスを待っている間に雨が降り始め…という感じ。
やっぱり、雨男かなぁ。

BGM : 面影モダン / 一青窈♪



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