食物日記
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2005年11月29日(火) 晴れ 寒

7時前に起床、ネットやりながらルームサービスで昨日と同じ朝ご飯。丸いバゲットにバターと蜂蜜を塗って食べたのは今日オリジナル。シャワーを浴びてゆっくり準備して11時半頃出て、palais de tokyoへ。神殿風の建物の中にがらんと展示。壁一面のカラフルな作品は、昨年撮影した事のあるNY在住アーティストのsarah morris。映像作品も見てみたいと思った。本来は、グラミー賞の会場とレッドカーペットの女優達、ロスの街などがうつった映像と、ロスの地形が単純なパターンに還元された作品がミックスしてひとつの作品らしい。ちゃんと見てみたいと思った。誰か知らないが外に洗濯物が干してあるインスタレーションはきれいだ。寒い中外に出ると、今回初エッフェル塔が逆光で見えた。写真撮る。cartier foundationへ。ガラス張りの建物が緑の庭に囲まれて静かにたたずんでいる。Ron Mueckというオーストラリア人アーティストの作品は、スケールがひとまわりふたまわり大きかったり小さかったりするリアル人間スカルプチュア。シリコンや毛を植毛している。in bedという作品が緊張感いちばんあった。通常の5倍はあるおばさんが「ちょうど朝起きてベッドに入ったまま窓の外を見た瞬間」をリアルに再現していて、彼女の視線の先はガラス張りになった建物の外部=緑の庭。おばさんのサイズにあわせて、ガラスの壁が大きな窓に変化して見える。地下ではアメリカ人の映像作家John MaedaのnatureというCG映像。7つの画面が並んでいて、それぞれ自然現象(tree sky grass moon rain snow)を「メタフォリカルに(パンフより)」見せる。これが、今回見たアート作品のなかでは最も、がつんときた。デジタルアーティストのパイオニアであるらしい彼は、科学技術とアートの融合を目指しているそうだ。MITのメディアラボで教えている。映像の中にどっぷり浸って鑑賞してしまった。こういうことがデジタルアートでできる人がいるのだ。幸せな気分になった。Eye'm Hungryという別室では、キーボードなどをたたくと映像が変わるようなインタラクティブアートをやっていた。
腹がへったので、こうこさんおすすめsaint-mitchelのmiramaへ。海老ワンタンヌードルスープと青梗菜のオイスター炒め(あっさり)とジャスミンティーでほっとし、palais-royalの中のshiseidoへ。紫のシックなserge lutens香水専門店で友達から頼まれたパリ限定の香水と、自分用にも一つ購入。st honoreを歩いて、すぐにastier de villatteを発見。灰皿のようにみえなくもない皿とご飯茶碗のようなおわんをひとつずつ購入し、トイレも借りる。歩いてvendome広場へ。chanelの前で日本から電話。ちょっと驚く。店では、親切なクリスティーナさんとふつうにいろいろ話しながら時計を見る。しかしサイズが無く、今回は縁が無いのでやめる。その後cartierも行くが、ここは店の雰囲気も接客もぞんざいで、心がするすると離れていくのが分かった。時計は来年chanelに必ず買いに来よう。オペラまで歩き、駅中のドトールみたいなpaulというカフェでミルク入りコーヒー。店員の黒人のおにいさんも愛想よく、コーヒーもうまい。2.5ユーロであたたまる。ラッシュの電車でホテル戻り、すぐ歩いてgalarie schleicher + langeのオープニングへ。りょうくんと合流。mel o'callaghanという人の短い映像とスチル。パラシュートをつけた男が空から海の中へ落下して沈んでしまう。映像はデジタルだが暗い画面がざらっとしたフィルム調。その後、歩いて運河を渡ってカンボジアレストランle cambodgeへ。酢漬け鱈の載ったサラダ(ナンプラー風味の甘酸っぱいソース、レタス、コリアンダー、ミント、生もやし、クラッシュド・アーモンド)。ジャスミンティー、メインはチキンカレー(ココナツミルク、トマト、レッドペッパー、オニオン、コリアンダー)、白米。カレーは野菜がさっと煮てあるだけのフレッシュな味で、ココナツミルクの濃さとトマトの軽さがちょうどいいミックス。おいしいぞ。食後、セサミとアーモンドをまぶしたゆべしのような味のキューブ型の餅、バナナ入りタピオカ(温かい)。別のバーでボルドーの赤を飲みながら11時半頃まで話し、別れる。歩いてホテル戻り、顔を洗って寝る準備する。


宇壽山貴久子 |MAILHomePage