サミー前田 ●心の窓に灯火を●

2005年12月28日(水) トーキョーガレージその後

 某大手レコード店にいったら店の人が「『昭和元禄トーキョーガレージ』売れてますよ」と教えてくれた。嬉しく無いわけではないが、どうもちょっと手放しでは喜ぶ気にはなれない。もう発売してしまったものなので、言いたくないが実は悔いが残っている。やはりジャケットが当初の自分の構想と大きく違うものになってしまったことや、入れる事の出来なかった曲(例えばナポレオン)がいくつかあったこと。制作進行がスムーズではなかったこと。などなど。まあこれ以上の愚痴はやめよう。
 漫画「アックス」(元ガロ)の人が教えてくれたんだけど、スイスのオルタナ・コミックの編集者が喜んで買っていってくれたらしい。それは嬉しいね。明日は大阪でリンド&リンダースを観てきます。
 



2005年12月09日(金) 村八分ボックス

 今日、村八分の箱に付いていたDVDをみたんだけど、まともなライブ映像が残っていないので、コマ切れを集めてなんとかまとめてみましたってところ。短か過ぎ!
 しかし!それでもかっこいい!かっこよすぎる!チャーボーすごい!

 でも俺が19か20歳くらいに国立の某所で見た村八分の映像は、79年西部講堂の再結成ライブ。それもフルステージ(30分くらい)確かにみたんだけどなあ。チャーボーが白いスーツみたいな衣装にサングラスだった。
 これがDVDにならなかったのはなぜなんだろう?



2005年12月08日(木) 『昭和元禄トーキョーガレージ』発売

 東芝、ビクター、テイチク、徳間、コロムビア、キング、ユニバーサルから、全7枚、昨日同時に発売された。まだお店には行ってないのだが、タワーレコード主要店、山野楽器などでは大きく展開しているのだとか。このテのコンピは廃盤になるのも早いので、店頭にある内に入手しておきましょう。あと、何故、歌詞カードがないのかという質問に関しては、公にできない事情があるので、ここでは答えられません。
 しばらく東京を離れていたので、週末に戻ったらじっくり7枚を聴いてみようと思う。合計で8時間くらいあるけど。



2005年11月28日(月) 結局今年もやる!そしてこのメンツ!!

<ニューロックの夜明けIN FUZZ>

日時:12月29日23:00〜
会場:大阪堺FUZZ
   (0722ー56ー7666三国ヶ丘駅前ローソン隣)

出演:加賀テツヤとザ・リンド&リンダース
   ニプリッツ
   ザ・ヤング
   THEE 50'S HIGHTEENS
   ニブルス
   THE YEH YEH'S

DJ:ホリウチトオル(ザ・サイクロンズ)
  キングジョー
  サミー前田

%え〜と、とにかくびっくりです!!!
あの関西のスパイダースとも呼ばれたリンドが急遽再結成されることになりました!



2005年11月17日(木) 遂に登場!

オムニバス『昭和元禄NOW!第1集』
CD 12月10日発売 税込定価¥2300 BQGS-7

GS、ニューロック、アングラフォーク、ディープ歌謡、ラウンジミュージックなど、昭和40年代(一部30年代・50年代)の名曲群の中でも裏街道的な作品を中心にカバー。若手から大御所のベテランまで、ルーツミュージックをこよなく愛する現役アーティストがオリジナルを昇華した名演集です。

1.ザ・シロップ「バン・バン・バン」
2.ザ・ヤング「世の流れにpart2」
3.騒音寺「教訓1」
4.ザ50回転ズ「雨上がりの夜空に」
5.フラワーカンパニーズ「堕天使ロック」
6.thee 50's highteens「バラをあの娘に」
7.ザ・サイクロンズ「ホワイ・ベイビー・ホワイ」
8.JAPANESE ACADEMIC PUNKS with TOKYO BIG BEAT JUNKY
 (=水口晴幸)「東京流れ者」
9.渚ようこ&ザ・ハプニングス・フォー「ベサメムーチョ」
10.サロメの唇「あなたが欲しい」
11.東京ポルチカ歌劇団「レモンのキッス」
12.ラブハンター熱い肌「移民の歌」
13.酒井麻友子「チョッカイ」
14.ザ・ハプニングス・フォー「ニュートーキョーブーガルー」
                 



2005年11月16日(水) 原稿

クレイジーグルーヴの宝庫!ニッポン・ロックの夜明け!!

21世紀の現代、大衆音楽ファンにとって1960年代の音楽を聴くということは極めてあたりまえであり、特別なことではないようです。例えばイギリスのローリング・ストーンズやビートルズをはじめ、アメリカのビーチ・ボーイズやジミ・へンドリックスなどなど・・・所謂ロック・クラシックスといわれているアーティストがあらゆる国の老若男女に親しまれているということは云うまでもありません。
では、日本の60年代ロックというとなんでしょう? 
グループサウンズ(略してGS)は、67年から68年にかけてピークを迎えたビート・グループのムーブメントであり、ザ・スパイダースの65年のシングル「フリフリ」あたりを起源とし、昭和元禄の狂騒として社会的にも大きな足跡を残しました。しかし、GSのヒット曲というのは構造的に歌謡曲的であったり、ソフトなものも多く、一般的にはロックとして語られることが少なかったのではないでしょうか。GSの代表曲ではなく、例えばヒットしなかった曲やアルバムの収録曲には、海外のロックと共振した優れた作品や過激な作品が多く存在しており、それらが音楽的に評価されはじめたのは80年代以降のことです。
このオムニバス・シリーズは、GSを中心に’65年から’71年にリリースされた楽曲を「ロック/ガレージパンク」という視点で集めました。当時売れたかどうかということは関係ありません。誰もフ−やスモール・フェイセスを懐メロとして語らないように、時代を超越できる魅力を持った、現代でも充分かっこいいサウンドが選ばれています。黎明期からすでに日本のロックは高いクオリティとインパクトを誇っていたことを証明するシリーズといえるでしょう。



2005年11月03日(木) 計7枚出ます

『テイチク編〜メラメラ〜』(TECH−23088)

テイチクとフィリップスからリリースされた音源を一枚にコンパイル。海外でも評価の高い日本のガレージ・クラシックばかり。本シリーズの中では最も「68年のファズギター」が強い選曲!

01.メラ・メラ / ザ・スパイダース
02.電話でいいから / アウト・キャスト
03.すてきなサンディ / ザ・カーナビーツ
04.離したくない / ザ・ヤンガース
05.恋にしびれて / ザ・リンド&リンダース
06.なればいい / ザ・スパイダース
07.のっぽのサリー / アウト・キャスト
08.秘密の合言葉 / ザ・テンプターズ
09.ダンシング・ベイビー / ザ・ジャガーズ
10.チュッ!チュッ!チュッ! / ザ・カーナビーツ
11.エブリシングス・オールライト / アウト・キャスト
12.ヘイ・ボーイ / ザ・スパイダース
13.ブーン・ブーン / ザ・テンプターズ
14.ミッキーズ・モンキー / デ・スーナーズ
15.ハ・ハ・ハ / ザ・リンド&リンダース
16.レッツ・ダンス / ザ・スウィング・ウエスト
17.シェイキン・マイ・ソウル / ザ・ボルテイジ
18.ロック天国(シングルver.) / ザ・ワンダース
19.ビート・トレイン / ザ・ジャガーズ
20.お宮さん / ザ・トーイズ
21.ドゥー・ザ・クラップ / ザ・リンド&リンダース
22.心のときめき / ザ・スウィング・ウエスト
23.マイ・ラブ・マイ・ラブ / ザ・ヤンガーズ
24.イヴ / ザ・スパイダース
25.空に書いたラブレター / アウト・キャスト 



2005年10月28日(金) 昭和元禄トーキョ−ガレージ

『ユニバーサル編〜レッツ・ゴー・ピーコック〜』
(UPCY−6107)

ポリドール/フィリップスの音源よりセレクト。
キングオブGS、ザ・タイガースの強烈なライブレコーディングをはじめ、レアなカルトGSやニューロック時代の曲も!
ガールガレージの青山ミチ、クニ河内は初CD化。

01.サティスファクション(ライブver.) / ザ・タイガ−ス
02.シーサイド・バウンド(ライブver.) / ザ・タイガース
03.涙の太陽 / 青山ミチ
04.レッツ・ゴー・ピーコック / ザ・ピーコックス
05.恋のピストル / ザ・ルビーズ
06.キャンディ・ガール / ザ・ピータース
07.幻のシェラザード / アイドルス
08.ジンジン・バンバン / ザ・タイガース
09.怒りの鐘を鳴らせ / タイガース
10.自由に歩いて愛して(ライブver.) / PYG
11.花・太.陽・雨(シングルver.) / PYG
12.バイバイ・シティ / 加橋かつみ
13.YS11 / サリー&シロー
14.ベッドの舟で愛の海へ / かまやつひろし
15.ローリン&タンブリン / ブルース・クリエイション
16.満足できるかな / 遠藤賢司
17.ミッキーと歌おうハレ・クリシュナ / ミッキー・カーティスと仲間たち
18.歌えなくなる前に / クニ河内
19ザット・ウィル・ドゥ / フード・ブレイン
20ラリラリ東京 / 三浦正弘とアロハブラザース





『徳間ジャパン編〜恋のサイケデリック〜』(TKCA−72966)

ミノルフォンとクラウンからリリースされた音源を一枚にコンパイル。日本初のオリジナルのロック・ナンバー「フリフリ」から、パンクでカルトな曲を多数収録。ミッキー・カーティスとザ・サムライズの2曲は未発表バージョン。
01.フリフリ / 田辺昭知とザ・スパイダース
02.シェビデビでいこう / ザ・プレイボーイ
03.ハートを狙い撃ち / 有馬竜之介
04.赤く赤くハートが / ザ・レンジャーズ
05.レッツ・ゴー・レインジャーズ / ザ・レインジャーズ
06.恋はふりむかない / リンガース
07.テクテク天国 / ザ・クーガーズ
08.アフィロデティ / ザ・クーガーズ
09.東京・ア・ゴーゴー /高木たかし
10.白鳥の涙 / ザ・ターマイツ
11.恋のサイケデリック / ザ・デビィーズ
12.ベイビー / ザ・デビィーズ
13.ブーガルーNo.1 / ザ・マミーズ
14.二人のブーガルー / ザ・マミーズ
15.風がさらった恋人 / ザ・シルビー・フォックス
16.うわさの二人 / ラ・シャロレーズ
17.恋のシンガリング / ストーンズ
18.夢みるツイッギー / レモンレモンズ
19.自由の賛歌 / ザ・ヴァイオレッツ
20.本牧ブルース / 平田隆夫とセルスターズ
21.夏の夢(イタリア語ver.) / ミッキー・カーチスとザ・サムライズ
22.夏の夢(英語ver.) / ミッキー・カーチスとザ・サムライズ



2005年10月19日(水) I LOVE N.Y.

 たまに気が向いたら買う英国の<MOJO>って音楽誌が、ラモーンズをはじめとするニューヨーク・パンクの特集だった。熱心に聴いていたのは二十歳くらいまでだったので、80年代前半までなんだけど、高校生の頃はホント好きだった。当時のメディアはロンドン対ニューヨークみたいな取り上げ方が多く、どっちも好きなんだけど、どちらかというとロンドン・パンクよりニューヨーク・パンクだったね。しかし、俺がはじめてニューヨークに行ったのは90年で、既にパンクの匂いはどこにもなく街で聴こえてくる音楽は、やっぱりヒップホップが多かった。
 ノーニューヨークとかCBGBとかマクシスとかのオムニバスもよく聴いたし、パティ・スミスはライブの海賊盤がスタジオ盤よりかっこよくて、そんなのばかり聴いていた(これはジャズ評論家の故・間章氏におしえてもらった)。不思議とパティのライブ盤は今でもたまに聴く。
 ジョニ−・サンダースの初来日時にはツバキハウスの楽屋までおしかけ、着ていた赤い裏革のコート(女物、グラムロック仕様)の背中にサインしてもらった。その帰り際、フランス人のマネ−ジャーからもらったシールのパスを、ジョニ−と会えたうれしさのあまり、某ラリーズのMさんを見つけ、黒の革パンに張り付けてしまうという、大変な失礼をしてしまった(笑)。ジョニ−のサインが入ったあの赤いコートはどこにいってしまったのだろう・・・。酔っぱらって誰かにあげたような・・・。
 そういえば、去年の12月に大阪で観たニューヨークド−ルズは予想外に本当に良かったな。あと、この前のジェイムス・チャンスの来日公演は行けなかったんだけど、行った人、みんな良かったって言ってた。




2005年10月15日(土) 朝日新聞夕刊見た?

  東京に戻って来て、夕刊を見るとなんと「騒音寺」が半ページの大きさで登場してる!写真でかすぎ! さすが近藤康太郎記者。
新作アルバム『不良少年の口笛』最高です。「風来坊」って本当にイイ曲なんだ。


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