てらさき雄介の日記
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2021年09月19日(日) ハルピン工業大学出身のМ先生

我が母校の名簿には、生徒に加えて教師のコーナーがあった。自宅住所の横に「出身大学」も書いてある。まさに個人情報だ。今では考えられないこと。昭和は遠くなりにけり。

さて数学のМ先生は、若い教師が多かった我が母校の中で、珍しく老年だった。出身大学は「ハルピン工業大学」と書いてあった。鮮明に覚えている。単なる留学ではないと、中学生ながら察したもの。

それが旧満州の都市で、М先生は戦後引き上げてきたのだと、その後どこかの段階で知った。かつて日本人が住んでいた満州とは、果たしてどのような場所なのだろうか。強く興味を覚えた。

晴れて大学生になった。海外に行くことが出来る。地球の歩き方を買って読む。しかしダメだった、旧満州は「軍事上」の理由で、未だ入ることが出来ない地域になっていた。そのことで願望がより強くなった。

年月が経ち、大連、瀋陽と長春は機会を得た。しかしハルピンには行けていない。コロナ前は直行便もあったのに。ハルピン工業大学は、当時と変わらぬ場所にあるそうだ。必ずや訪れたい。

●今日一日

終日お休み


2021年09月18日(土) アベンジャーズを意識した方がいい

自民党総裁選挙。日本記者クラブ主催の公開討論会をラジオで聞いた。候補者間のやり取りも一定の緊張感があり、アメリカ型に近づいて来たと思った。そこに良し悪しはあるが、一つの進化系だろう。

今回の総裁選挙は「面白い」との声を聞く。私は議員なので多少斜めに見ているが、その声は率直な市民の感想なのだろう。埋没する立憲民主党の一員として、冷静かつ真摯に分析しなければいけないと考えている。

まずは候補者の数が多く、キャラが立っていること。石破・安倍・麻生・二階氏など、周りにいる人たちも含めて。それぞれ好き嫌いはあるだろうが、これだけ人数がいると、どこかに引っかかる。

アベンジャーズだな。アイアンマンも超人ハルクも、またキャプテン・アメリカも、以前は単独で主人公をはっていたし、それで十分面白かった。しかし時代は変わった。今や大勢出すのがスタンダードになった。

日本でも同様の傾向はある。来年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の三谷幸喜は、以前から「集団物」をつくり続けてきた。お笑い芸人やミュージシャンもグループが多い。乃木坂・欅坂は言うに及ばずだ。

高市早苗氏の主張で嫌悪感を持っても、野田聖子氏や河野太郎氏で溜飲を下げる。逆の場合も、またあるだろう。まさに右から左まで。男女、出身地域、雰囲気や経歴まで、見事に違っている。

今回の件から学ぶこと。「登場人物」を多くすることだ。私は枝野代表を評価しているが、一方で嫌いだと言う人も現実にはいる。人は百人十色だから仕方ない。だからこそ違うキャラを周りに配置するのだ。

また説明しなければわからないのもダメ。一目見てそうだとわかる人材。我が党も個性的な人は多数いる。ここに至った以上は、次々と表に出せばいい。評価は市民が下す。ダメなら引っ込めてまた新しい人を出す。

以上、最近の持論である。すると、「そんなことは出来ない」「それでは信頼は勝ち得ない」と反論が来る。現実を直視して欲しい。自民党は今まさに、それをやっている。多くの人がテレビにくぎ付けになっている。

●今日一日

【午前】
打合せ(事務所)/事務所
地域まわり/相模原市中央区内

【午後】
事務作業/事務所


2021年09月17日(金) 9月の数多い一般質問の機会で

9月は一般質問で登壇する議員が多い。立憲だけで5名いる。須田幸平議員(横浜市旭区)、野田はるみ議員(横須賀市)、すとう天信(横浜市都筑区)、栄居学議員(川崎市川崎区)、そして青山圭一議員(川崎市多摩区)の5名である。

代表質問に比べて、本人の関心が強く出る。また地域性も。聞いていて新たな発見をすることも多い。他会派の議員からも同様だ。年数に従って、良くも悪くも取組むテーマが先鋭化している。深呼吸して、改めて県政全体を学ぶ機会としたい。

●今日一日

【午前】
本会議(一般質問)/神奈川県庁

【午後】
立憲民主党・民権クラブ県議団会議/神奈川県庁
本会議(一般質問)/同


2021年09月16日(木) 角上魚類で命に感謝する

海鮮鍋をつくるべく、地元の角上魚類に行った。閉店ギリギリだったので、品数は少なかったが、それでもスーパーにはない珍しいものがあった。海の幸が並んでいる光景は見ごたえがある。

いずこかの国へ行くと、まずは市場を探している。魚、肉、他。先進国と途上国では、雰囲気や趣が大分違う。見たことのないものや、ここでは書きにくいグロテスクなものも。

何は食べて良いけれど、何は食べてはいけないという感覚は、命を差別しているようで好きではない。命をいただくことでしか、人は生きることが出来ない。常に感謝の念を持っていたいものだ。

●今日一日

終日所用


2021年09月15日(水) 啓発だけで人権は守れない

県議会本会議で代表質問。立憲からは市川よしこ議員(川崎市幸区)が登壇。県が定める人権指針について黒岩知事と議論した。

取り入れてもらった提言もあったが、一方でまた埋められない溝も感じた。それは「啓発」で人権が守れると考えていること。私たちは、それだけでは無理だと言い続けてきた。

差別やいけない。互いに認め合おう。この人権意識は通常持っている。あえて騒ぎを起こしたり、ヘイトスピーチに走るのは、一部の悪しき特定の人たちだ。無作為の過失ではなく、故意で人を傷つけている。

だからこそ「実効性のある対策」が必要なのだ。人権被害を救済する第三者機関の設置や罰則の制定など。今後も取り組んでいく。

●今日一日

【午前】
地域まわり/相模原市中央区内

【午後】
立憲民主党・民権クラブ県議団会議/神奈川県庁
本会議(代表質問)/同


2021年09月14日(火) 相対が一番通じるし楽であるが

コロナ感染対策として、本会議の出席を半々にしている。議席番号の偶数と奇数でわけて、交代で現場に赴き、残り半数は控室で中継を注視する。こういうスタイルになってから大分経つ。

イレギュラーな対応だが、WEB会議が当たり前になっている昨今、今後は会議のやり方も変わっていくのだろう。

議員と市民の関係も変化している。相対から電話へ。電話からメールへ。メールからSNSへ。私は相対が一番通じるし楽であるが、日頃の意思疎通に何が適しているかは人それぞれ。しばらくは様子見か。

●今日一日

【午前】
事務作業/神奈川県庁

【午後】
立憲民主党・民権クラブ県議団会議/神奈川県庁
本会議(代表質問)/同
行政相談対応(医療)/同



2021年09月13日(月) 県のカジノ誘致協力は終了した

県議会で代表質問。立憲からは赤野たかし議員(横浜市青葉区)が登壇。県内横浜へのカジノ誘致について、先の横浜市長選挙の結果を踏まえて質問した。

「これまでは横浜の意思を尊重して誘致に協力すると言ってきた。その意思が変わったので、その通りにする(要約)」とのこと。

カジノ誘致は広域の問題である。だからこそ私たちは県議会で取り上げてきた。その意味では、知事とは最後まですれ違いだったのだが、とにかくもこれを以て県がやってきた「誘致協力」は終了した。

横浜市が誘致を表明する前から、私は一貫してカジノ反対を主張してきた。世の「遊び」として一定の理解はするが、自治体の財政基盤にそれを繰り入れ、かつ「カジノなくして我が街発展なし(要約)」とまで主張するのはあり得ない。

繰り返しだが、カジノは広域のテーマ。神奈川への誘致はなくなったが、国内では今でも進行している。引き続き誘致阻止に動いていきたい。

●今日一日

【午前】
党県連役員会/横浜市中区

【午後】
立憲民主党・民権クラブ県議団会議/神奈川県庁
本会議(代表質問)/同
行政相談対応(雇用)/同

【夜】
党総支部常任幹事会/WEB
同選挙対策委員会/同


2021年09月12日(日) 小選挙区という土俵の上でやるしかない

安保法制に反対する市民連合の会に参加。立憲民主党の一員としてマイクを持たせてもらった。衆議院選挙について、改めてその特徴を申し上げた上で、お願いを述べた。

振り替えると4年前の衆議院選挙、自民党の得票よりも、旧立憲と旧希望の合算得票は多かった。結果として比例代表の議席は上回ったが、最終結果は大きく離された惨敗となった。

それは小選挙区で敗れたからだ。その議席は5倍以上。比例選挙とは違い、市に票が多く、かつ1票差で勝敗が分かれる「小選挙区のマジック」だ。良い制度とは思えない。今後改正を視野に入れる必要がある。

一方で、勝てないからとルールを変えようというのも情けない。また現実的でもない。自民党総裁選挙によって雰囲気が変わった。しかし自民党政権の本質は変わらない。引き続き政権交代を訴えていく。

●今日一日

【午前】
地域まわり/相模原市中央区

【午後】
市民連合神奈川14区主催集会/相模原市中央区
事務作業/事務所

【夜】
打合せ/事務所


2021年09月11日(土) 相模原はポスターが多い

ポスターの板が無くなった。コロナ禍によるものか、ここ最近は納品が遅い。早めに発注すると置き場所に困るし、代金のやりくりもある。タイミングが難しい。

さて相模原はポスターが多い。元々は衆議院選挙中に貼ることが出来る、「A全ポスター1000枚」を、すぐに貼れるように日頃から板を設置しようと始まったらしい。小選挙区制になってからだから、それほど昔の話ではない。

今では、国会・県会・市会・その他、多くの現職新人が貼っている。競争しているつもりはない。しかし自分の顔が余りない地域は、心配になったりもする。職業病か。

●今日一日

【午前】
地域まわり/相模原市中央区

【午後】
お休み


2021年09月10日(金) 緊急事態宣言の延長に伴う補正予算

緊急事態宣言の延長に伴う補正予算が提案された。これで何度目だろうか。主に産業労働常任委員会で審議され、本日開催の本会議で可決成立した。

厚生常任委員会も開かれた。私からは先日に続いて、県の感染者予測モデルを取上げ、県民に対する適切な情報提供を求めた。わからないことはわからないと言った方がいいと思うが、税金を使って予測数を出した以上は、秘密にしておく訳にもいかない。一方で誤解や混乱は困る。

昨年のコロナ初期、まさかここまで続くとは思わなかった。恐らくは私の県議としての任期である、再来年の春まで引っ張られだろう。市民の命がかかっている。

●今日一日

【午前】
本会議(提案等)/神奈川県庁
厚生常任委員会(報告)/同

【午後】
立憲民主党・民権クラブ県議団会議/神奈川県庁
厚生常任委員会/同

【夜】
本会議(討論及び採決)/神奈川県庁


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