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おやすみメール

 
 彼は飲みに出かけることが多いです。
 お仕事がらのおつきあいがほとんど・・。
 帰りが3時を過ぎることもあります。
 でもどんなに遅くても『おやすみメール』をくれます。
 携帯をバイブにして私はもちろん寝ています。
 寝てるのに彼からメールがくるとピクっと起きるのです。
 音が鳴るわけでもないのに起きてしまう。。
 たまにメールがくる少し前に起きることもあります。
 彼もそのことに不思議がっているくらいに私の神経は
 寝ていても彼の周波数に反応するのです。
 
 

 でも彼もすごい。。
 たくさんお酒を飲んで酔っぱらっていても忘れずにメールをくれます。
 たまに『ヘロヘロ文字』になってることもあるけど
 ほとんどしっかりとした文章です。
 『俺、ちゃんとメール送ったか?』と
 次の日に聞かれるときもあるくらいに酔っぱらっているときもあるのに。。
 私は彼のほうが不思議です。
 
 


 私がメールがこなかったら悲しくなるのがわかっているからかな。。
 私はなるべくふたりが寝る時間におやすみが言いたいのです。。
 ささやかな楽しみだったりします。
 それを彼はわかってくれてるからなのかな。。。
 どんなにヘロヘロになっていても忘れずにメールをくれるのは。。
 
 彼は優しいです。。。気持ちがとても嬉しいです。

 今日も飲みに出掛けてます。 

未来へ続くプレゼント


 彼と一緒の時間を過ごしました。。
 
 私の誕生日がもう少しで訪れます。


 『はい。。』
 と言う彼の声に振り向くと手の中に小さく包まれているものがありました。
 私は手に取り手の平に乗せました。


 『いつも持っていられるもの』


 「ありがとう。。」

 
 なんだろう。。。
 包みを開け小箱を開けてみると。。。
 そのプレゼントの意味にすぐ気付き泣き虫の私は泣きそうになりました。。
 こんなに素敵なものをプレゼントしてもらい私の中で
 指きりの約束を守ろうと改めて思いました。

 未来へ続く大事なプレゼント、約束を破ったらそのプレゼントと共に
 彼の気持ちも行き場をなくしてしまうから。。。

 今日も私の心は温かくなりました。
 彼の気持ちをたくさん感じることのできるプレゼント、
 おばあちゃんになっても私の傍から離れることはありません。。


 今週はいつにもましてお仕事が忙しかったのにいつ時間をつくって
 買いに行ってくれたのでしょう。。
 それを考えると今も胸に込み上げてくるものがあります。。。
 未来を見つめる。。。
 どんなプレゼントだったのか・・
 言ってしまうと嬉しさが零れてしまいそうなので秘密。。


 これから私の支えになってくれるもの。。。
 夢が叶ったとき彼につけてもらいます。

彼への信頼


 今日は彼が飲みに連れていってくれました。

 炉端屋さんで旬のサンマを食べたりおいしい食べ物とおいしいお酒、
 楽しい会話。。。久しぶりに声を出して笑いました。
 
 普段から私は声を出して笑う。。ということをしません。
 友達にさえケタケタと笑う自分の姿を見せたことがない。
 心の底から笑うことができないのです。
 楽しいことがあったら笑います、でも黒い影が心の中にあり
 楽しいことと心の影のギャップが大き過ぎてただニコニコとしか
 できないのです。
 
 でも彼の前でだけは声を出して笑っていることに今日気付きました。
 きっと彼には私の心の影を全て見せていているから
 声を出して笑えるのだと思います。
 心が彼を信頼し頼っているから素直な感情を現わすことができる。。。


 人それぞれ背負っているものがあるのでしょう。
 私は背負っているものはありません。。背負わされているものはあります。
 開放されるならどんな手段も厭いません。私にはそんな勇気があります。
 決して良い勇気ではありません。
 でも、いつでも。。。そんな覚悟は持っています。
 彼はそんな勇気を持っている私にそういう考えを持たないように
 『指きりして』と言いました。
 小指を絡め彼の目を見て約束をしました。
 子どもだましのような指きりというカタチ。。でも私には
 じゅうぶんに効目のある魔法です。
 
 彼を裏切りたくない。
 彼の小指と私の小指の間に繋いだ糸を切る勇気は持ってないのです。。。
 彼が導いてくれる。
 
 

 私はどうしようもないくらいにひとりでは立っていられません。。
 すぐにしゃがみこみ根を上げてしまう。。
 彼がしなくてもいいことなのに彼は私の腕を引っ張ってくれています。
 泣いたり、ときどき止まったり、来た道を戻ったり。。そんな私を根気良く。

 

 私がずっと笑顔でいられる日がきたとき『俺のやるべきことは終った』
 そう言って彼が私の前からいなくなってしまうんじゃないだろうか。。
 そんな不安がいつもありました。
 彼は『いなくならないよ。』『俺は逃げたりしないから』。。
 そう言ってくれました。
 でもそれでも不安で「ずっと?」「ぜったい?」泣きそうになっているのを
 我慢して聞き『うん』その言葉でようやく安心できました。。。

 私の心の影は私と彼しか知りません。
 いえ、厳密に言うと以前ある人に話したことがある。。
 でもそのとき傷つきました。
 だからもう誰にも話すつもりはありませんでした。
 でも彼の人柄に触れていて話してみる気持ちになりました。
 同じことになるんじゃないかな。。そんな不安を抱きながら。
 きっと彼は私がまだそのことで不安を抱いていたことは知らないと思います。
 でも今日でその不安もなくなりました。
 もうこれ以上誰かに私の心の影を話すつもりはありません。
 本気で聞いてくれる人は彼だけだと思うから。。



 今週はもう1度彼のぬくもりを感じることができる。。
 とても嬉しくて頑張る気持ちが湧いてきます。
 

 *****。。いつも弱い私の心と身体を抱きしめてくれてありがとう。。。
 
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