三月の吐息...三月

 

 

祝日の出勤 - 2003年04月29日(火)

ひさしぶりに世間の休みの日に
出勤した。
朝の道路はすいすいだし
電話は少ないし
外も静か
なれていない人たちはぶつぶつ
でも、わたしは
好きだな。



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いつまでも - 2003年04月28日(月)

何時まで
あなたのことを
待つのでしょうか
きっといつまでも
いつまでも
待っているのでしょう
替わりの人は要りません
ひとりで行きます
笑って会える日まで
ずっとずっと
待っています


...

日曜日の想い出 - 2003年04月27日(日)

やはり日曜日になると
勉強していた時を思い出します。
研究室や自宅の様子
あなたはいつもケーキを焼いて来て
贈り物のお茶のカップで
おしゃべりも楽しかったですね
あなたは真面目で
きちんと宿題をしていました
わたし達はそれを聞くのが好きでした
あなたはよく庭の花を持って来てくれました
季節ごとの美しい花にも
わたし達は癒されました
今、
どのような日曜日を過ごしていますか
またメールくださいね。



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欲しい物 - 2003年04月26日(土)

ひとりになった今、
欲しい物が見つかった。
あのホテルへ一人でいくこと。
その仕事をしたいのはそのための手段、
だからもう仕事には執着しない。
想い出の地方へ
一番欲しい物。

きっと
欲しい物は手に入るはず、
そんなに長い時間もかからずに、
そうしたらどうしよう、
また石になってしまうのか。
一瞬考えて苦笑した
手に入る前から杞憂してどうする、
本当に手に入るかどうかなんて
誰にも分からない
それに、
次の欲しい物は
それが手に入ったその後にしか
分からないじゃないの。





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待ちわびて - 2003年04月23日(水)

先週別れたばかりの同学からの
仕事の依頼の
先生の新しい住所からの
新しく出会った先生からの
友人からの
最近ちょっとおかしいあの人の
そして誰より
あの人からのメールを



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異邦人 - 2003年04月22日(火)

結局、わたしも異邦人
また仲間はずれ
ま、いいさ。
敢えて負担を申し入れることもない
此処では
このまま異邦人でいい
わたしには帰る場所がある
きっと。


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彼女の居場所 - 2003年04月21日(月)

彼女はすぐに去ったそう
その後、みんな、それぞればらばらに
彼女は、居場所がないことを知っているのか
それとも、
自ら身を引いているのか
きっと
わたしもそこには居場所がないんだろう
でも、
他に場所はあるし
別になくてもいいけど
やはり行かなくてよかった
大切なものを
無駄にすることがなくて。



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雨がしとしと日曜日 - 2003年04月20日(日)

雨がしとしと日曜日
僕は一人で君の帰りを待っていた

かすかな記憶にある
続きは知らない古い歌
静かなメロディー
切なく甘い歌声
ふと
想い出したのは
今日が雨の日曜日だから



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短い返事 - 2003年04月18日(金)

短い返事を返した
結局、うまくキモチを表現できないから
もちろん、どんなに表しても
正確なキモチなど伝わるはずはなく
その上、隠しておきたい思いもある
今は、こうするしかない
しかたがない



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真夜中のワンコール - 2003年04月17日(木)

真夜中のワンコール
あなたなの?
必然的な偶然
昨日はよく眠れなかった
どうしているの
覚えてくれているの
今日のこと



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who are you - 2003年04月16日(水)

メールの返事は
who are you
とても、がっかり、
いつも
こんな感じ、
それでも
返事しましょ
ゆっくり待ちましょ
縁があるなら
また繋がるでしょう。



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桃花 - 2003年04月14日(月)

空港への道の途中は
桃の畑が広がる
桜より少し濃い花の色は
はらはらと
散り始めた桜のように危うくなく
ほんのり
あたたかい。




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ひと息 - 2003年04月13日(日)

昨日、先生は嬉しそうに帰っていった。
わたしのしたことを知ってか知らずか
ともかく無事に見送ることができて
ひと息。
そこでまた
新しい出会いがあった
まさに人生は出会いと別れ。
繰り返すうちに
時間が傷を薄めてくれるのか
けれど、思い知れ、
安易に触れてはならない事を
踏み越えてはいけない線を
爽やかに軽やかに
人との距離を。


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雨ふり - 2003年04月12日(土)

春は雨
週末ごとに雨
今日も雨
なんとなく気分も湿りがち
出かけるつもりが
とりやめて
やっぱり家にいることにする



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はな金 - 2003年04月11日(金)

ここしばらく
仕事からも勉強からも開放され
すっかりいい気になれる
これこそ、はな金
週末は存分にヒキできる
単発バイトがなくても
在宅ワークがなくても
もういい
しばらくこのまま
潜伏してましょ




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記念写真 - 2003年04月10日(木)

3人でならんで映る
最初で最後の写真
通いなれた研究室
プレゼントした花柄のコップ
真ん中で笑顔のOさん
先生
1年半の積み重ね
ゆっくりだけど
続けて来られた
2人に感謝。




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土曜の午後 - 2003年04月09日(水)

子どものころ、
土曜日は休みではなかった。
午前中は学校へ行き、
お昼前に授業が終わり、
全校で終礼をし、
そのままみんな一緒に帰っていた。
家に帰って昼ご飯を食べた後、
ひとりでテレビを見ていた
広い家の中、
いつも自分ひとりだった
家の者はみんなどこへ行っていたのだろう、
数十年たったいま
また家にひとりで居る、
みんなどこへ行っているのだろう。



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恋愛中 - 2003年04月08日(火)

連絡を絶って何日だろう
もう会えないかもしれない
けれども
ココロはずっと残っている
完全に終っていない
まだ続いている
終っていない
だから
まだ
恋愛中



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ひとり - 2003年04月07日(月)

ひとりはいい
昔からひとりが好きだった
自由だ
なにをしてもいい
なにもしなくてもいい
さみしいと思ったことはない
さみしいのは
ひとの中にいる時



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別れ慣れ - 2003年04月06日(日)

今日、ふたつの別れがあった
遠く行ってしまい
この先たぶん会えないだろう人
近くにいながら、きっと会えないだろう人
でも、いつもと同じように別れた
またメールしますと言って。
それほどに、歳を重ねたのだ
いくつもの別れがあった
つかの間の別れ
永遠の別れ
別ればかりを繰り返して来た。
さよならだけが人生と。





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桜色吐息 - 2003年04月05日(土)

桜も満開の季節になった。
ここ数年のこと、
桜を見るて
必要以上に感傷的になってしまわないように
世間並みの浮かれ気分を装う
それでも、
あれこれ想いだしそうになって
唇をかみ締め
感情を押さえ込む
ああ、
ココロから桜に酔えなくなったなんて
なんだか損した気分。
ふぅ。




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春の雨 - 2003年04月04日(金)

今日は一日中、春の雨
春は仕方ない
雨も仕方ない
満開に近い桜の下にいても
傘をさしては見上げることができない
それでも人は桜の木の下に集う
桜に酔い
宴に酔う








...



 

 

 

 

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